マンション共用部の配管 いつ取替える?
長期修繕計画における給排水設備関連の見直しについてご相談をお受けしておりますが、その中で、ご相談の多いNo1は、 「共用部の給排水管は、いつ取替えればいいのか?」 です。 結論から言うと、 「漏水を一度たりとも許さないのかどうか」 と 「いつまで住み続けるのか」 の方針の違いにより、大きく異なってきます。 その方針次第で、必要となる保全費用も当然、大きく増減します。 今回の投稿記事では、この方針の…
長期修繕計画における給排水設備関連の見直しについてご相談をお受けしておりますが、その中で、ご相談の多いNo1は、 「共用部の給排水管は、いつ取替えればいいのか?」 です。 結論から言うと、 「漏水を一度たりとも許さないのかどうか」 と 「いつまで住み続けるのか」 の方針の違いにより、大きく異なってきます。 その方針次第で、必要となる保全費用も当然、大きく増減します。 今回の投稿記事では、この方針の…
マンションも築年数が経つにつれて、共用部や専有部の配管を更新すべきか? あるいは延命処置がいいのか管理組合で検討されるようになります。 そこで、現状を知るために配管内の内視鏡調査を検討される管理組合さんや賃貸オーナーさんは多いです。 内視鏡調査を行うことで、配管内の錆びの出来具合や、ヌメリや汚物による汚れ度合いや詰まり度合い、更生工事の際にライニングをした樹脂が劣化していないか等の確認ができます。…
『雨漏り!』いやですよねえ。 築年数が多いマンションでは、雨漏りでお悩みの方もたくさんいらっしゃると思います。 この悩みのタネの雨漏りを”スピーディに”、かつ、”割安で”修復するメンテナンス方法をご紹介します。 動画 雨漏りの悩み 雨漏りは、”なぜ、やっかいか?“ということですが、下のような3つほどの問題があります。 1つ目が原因不明。 どこから雨漏りしているかわからないんですよね。…
災害時に停電した場合、マンションで水が使えるかどうかご存知ですか? 多くのマンションでは、電気でポンプを動かして、各部屋に水を送り込んでいます。 停電になると、断水になってしまうことが多いということですね。 停電による断水に備えて、各世帯ではペットボトルの水を何本も備蓄しておいたりと、いろいろな備えをなさっていると思います。 今回の投稿記事では、案外知られていないマンションの停電時での生活水の確保…
築30年以上の管理組合さんや賃貸オーナーさんの多くは、次のようなお悩みをお持ちになっていると思います。 「給水管や排水管が老朽化してきたので取替えを行いたい。でも他の大規模修繕も行う必要がある。平行してどちらも実施するとなると資金不足となってしまう。結果的に、すぐに給水管や排水管の取替え工事を実施したくてもなかなか実施できない....」 配管の取替え工事は、本来ならば優先されるべきものですが、後回…
マンションの管理組合さんが責任をもって行わなければならない業務に、給水管の立管の更新があります。 世帯当たり15万円~30万円程度必要になるのが一般的ですから、よく内容を見て適切な更新工事を選択していただく必要があるかと思います。 以前、「熟練工によるコストを抑えた更新事例 その② 給水管立管とメーターユニットの交換」という動画で取り上げた、更新工事の事例では、各世帯のパイプシャフト内のメーター周…
「給水管の立管の耐用年数は実際のところ、どれくらいなのか?」 「うちのマンションは築40年過ぎてるけど、配管を取り替えなくて大丈夫なの?」 と、よく聞かれます。 今回、実際に給水管の立管を取替える工事を行った際に、配管の内部を内視鏡で撮影しました。 配管内部の状況がよく分かると思いますので、是非ご覧ください。 なお、マンションによって、配管の劣化状況は、異なります。これほど劣化が進んでいないところ…
専有部というのは基本的には、管理組合でなく、区分所有者が各自で配管の保全を行うことが多いです。 ところが、最近では、給湯管からの漏水が増加していることから、管理組合の修繕積立金で原則として全室いっぺんに、取替えを行う組合さんが増えています。 ただ、配管は壁や床、天井に隠れているので、どんな取替工事がされたのかわからず、業者から見積もりが出てきても、その妥当性の判断をつけるのが難しいですよね。 実際…
以前の投稿記事で、地下ピットにある受水槽を1日で更新する見積もり事例をご紹介しましたが、今回は実際にその見積もり内容で、更新工事を行った現場の事例を画像でご紹介します。 受水槽の取替えを検討されている管理組合さんも多いと思います。参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。 動画 受水槽を更新することになった経緯 今回、受水槽を更新することになった経緯としては、 ①一棟オーナ…
排水管の立管の取替え、大変ですよね。 画像①を見ていただくとわかりますが、これはキッチンと隣接するパイプシャフト内の排水管の立管です。 立管を取替えたくても、見積もりが高すぎて、予算が足りないので取替えられないという組合さんや、予算はあったとしても、取替えに1週間以上もかかり、そんな何日も業者さんが部屋に出入りするのは困るという反対の声で、いっこうに取替えの話が進まないといった組合さんもたくさんい…
以前の投稿記事で、共用部の給水管や各世帯の水道メーターまわりの配管を取替えるのにいくらかかるかをご紹介しました。 今回は、それに加えて、セントラルの給湯システムの給湯管の取替えもあわせて行う工事の場合、いくらかかるかについての事例をご紹介します。 今回のケースも、下請けを使わず、また管理会社経由ではないということで、相場的にはかなり安い見積もりを提示することができましたので、是非、最後までご覧くだ…
専有部の給湯管が銅管の場合、漏水リスクが高いため、給湯管だけでなく給水管も全て管理組合主導で取替えることを検討している管理組合が増えています。 今回は、実際に4社から専有部の給水・給湯管の取替えの見積りを取ってみた結果をご紹介します。 業者によってどれくらいの金額差があるのか、また、リフォームする際に配管の取替えを合わせて行なった場合、どれくらい費用を抑えられそうなのかなどの目安になると思いますの…
やっかいな排水管の詰まり 排水管の更新工事、更生工事は給水管よりも高額になりがちです。 給水管向けの延命装置はたくさんありますが、給水管だけでなく排水管の延命にも期待できる装置は、なかなかありません。 給排水管保全装置エルセであれば、マンションの根元に1台設置すれば、排水管への保全効果も期待できます。 イラスト① ここでは、エルセが排水管にも延命効果を及ぼせるのかということについて、効果が目に見え…
業界では最多の20万部が発行されている住生活新聞1月号に、配管保全センターに関する取材記事が掲載されました。 この投稿記事では、新聞に記載されている内容を補足している配管保全センターのホームページのリンク先をご紹介します。 ※掲載記事のPDFファイルはこちら イラスト① 新聞の記事内容は、賃貸オーナーさま向けに、イラスト①にあるようなマンションの配管保全に…
マンションでは、築40年以上になると、排水管の保全とともに、急きょ問題にあがってくるのが窓サッシの修繕です。 窓サッシを修繕する場合、ほとんどのケースでは、カバー工法という工法が用いられています。カバー工法とは、新しいサッシを今までの古いサッシにかぶせる方法です。サッシの上にサッシをかぶせるので、今までよりも、窓枠が小さくなってしまいます。 また「カバー工法」では、すべての窓を交換すると、1世帯あ…
耐震補強対策の実施状況 平成30年度(2018年度)の国交省のマンション総合調査からの抜粋で、「旧耐震基準」である昭和56年(1981年)5月31日以前に建てられたマンションにおける耐震診断の実施状況をイラスト①で示しています。 イラスト① 耐震診断を実施していないマンションがまだ6割以上もあることがわかります。 また、耐震性がないと判断されたマンションで、「今後、耐震改修を実施す…
工事内容の概要 マンションでの給水方式を受水槽方式から直結増圧方式に変更するにあたっての事例とそれに要した費用についてご説明します。 今回の事例となるマンションの概要ですが、首都圏の、187世帯の分譲マンションです。 受水槽は、直射日光にあたるのかどうかといった要因で、耐用年数は大きく異なってきますが、40年~50年では更新が必要といわれています。 取替えるとなると、この規模のマンシ…
「給水方式を受水槽方式から直結増圧方式に変更したいんだけど、うちのマンションは変更できますか?」 というお問合せをよくいただきます。 変更可否の条件が全国一律であれば、簡単なのですが、市町村単位で世帯数による制限や、何階建てかという階数による制限等の方針が異なり、また、その方針が随時変更されます。 よって、その地域地域での現状を正確に把握するには、該当部署にお問合せいただくのが一番確実になるのです…
放置されがちな排水管 給水管と比較して、排水管の取替えは、場合によっては何倍も費用がかかります。 修繕積立金の不足が大きな悩みとされる中で、「とてもじゃないけど、排水管の取替えを行う余裕なんてない」というマンションが増えています。 また、工事期間中は専有部内での作業があり、作業中は生活がかなり制限されることになるため、排水管はなんとかしなきゃいけないのに、ずるずるとそのまま放っておかれるケースが多…
受水槽取替工事の概要と見積もり額の事例 昨今では、受水槽が古くなると新しいものに取替えるのではなく、直結化するマンションも多いかとは思います。 とはいえ、諸事情から直結化ではなく受水槽の取替えを選択する組合さんも数多くいらっしゃいます。 ここでは、首都圏のマンションで実際に見積もりを行ったケースで、どれくらいの費用になったのかをお話します。 また、受水槽の取替えの検討を行う際の留意点についてもお話…