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地下ピットの受水槽 驚きの1日更新でコスト削減の事例紹介

2021年9月18日
この記事のカテゴリー : 受水槽の保全・直結化

⚠️ この記事の費用情報は2021年時点のものです。

その後の資材費・人件費の高騰により、現在の費用は当時より上昇しています。

以前の投稿記事で、地下ピットにある受水槽を1日で更新する見積もり事例をご紹介しましたが、今回は実際にその見積もり内容で、更新工事を行った現場の事例を画像でご紹介します。

受水槽の取替えを検討されている管理組合さんも多いと思います。参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

動画

 

受水槽を更新することになった経緯

今回、受水槽を更新することになった経緯としては、
①一棟オーナーさんが、マンションを売却するにあたって、受水槽を更新するという条件でマンション1棟の売買契約を締結
②契約が成立したあとで、配管保全センターに受水槽更新の見積もり依頼が来た
ということで補修の見積もりもご提示はしましたが、契約の関係上、更新することになりました。見積もり額としては税別で265万円です。(※2021年時点の金額です。現在は資材費・人件費の高騰により上昇しています)

工事内容

次に工事内容ですが、マンションの敷地内に仮設の受水槽を設置するスペースが十分になかったこともあり、1日で撤去、組み立て、清掃、消毒、稼働までこぎつけるという内容で、ご提案しました。

断水時間は9時~18時です。

受水槽を更新するには、受水槽の撤去や組み立て、清掃、消毒といった作業以外に、電気工事や配管工事も伴います。また、今回の受水槽は地下ピットにあり作業するためのスペースも十分ではありません。

撤去したり新設する部材の運搬には、地下ピットの小さな入口からハシゴを上り下りする必要があります。

通常では1日では終わらない作業ですが、経験豊かで手際のいい熟練した作業員によって工事を進めることで1日で完了することができました。

受水槽の位置

まず、受水槽がどこにあるかをイラストでご説明します。

マンションの入口から入って、その先の階段の横のドアを開けると地下ピットへの入口があります。入口を入って床にある蓋を開けると、地下ピットに続くハシゴがあり、降りたところに受水槽が設置されています。

イラスト①

  • イラスト②の右下の画像は、地下ビットに降りて上を見た画像です。

    左に見えるのが受水槽ですね。

    地下ピットの中に、幅1.5m、奥行き2.5m、高さ2mの受水槽が設置されています。

  • イラスト②

これが撤去する既存の受水槽です。

屋外にある親メーターからの給水管が地下ピットの天井裏から出てきて、黄色の線のルートをたどって、受水槽につながっています。

緑色の点線の二本の配管は受水槽内の水を地下ピットの上のポンプで吸い上げて、各部屋に水を運ぶための給水管です。

画像①

新たに設置する受水槽の大きさ

  • 今回、新たに設置する受水槽は奥行を2.5mから2.0mに短くしました。

    マンションの竣工時には、ファミリータイプのマンションの場合は、1世帯あたりの家族の人数が平均で4人程度と仮定して水道水の使用量を試算し、大きめの受水槽を設置することが多いのですが、築30年、40年となるにつれ、一般的には世帯あたり平均2名~3名程度に減ってくるため、受水槽をサイズダウンすることができます。

  • イラスト③

既存の受水槽を撤去した状態

こちらは受水槽を撤去したあとの状態です。

架台だけが残っていますね。

ここに受水槽の床のパネルを敷いて、新しい受水槽を組み立てていきます。

受水槽が組み終わったら、清掃⇒消毒1回目⇒消毒2回目⇒清掃の手順を終えて、飲み水を貯められる状態にします。

画像②

新規の受水槽の設置後の状態

こちらが新しく受水槽を組み立て終わった状態です。

受水槽への配管、受水槽からの配管やドレイン管を含めて、全て配管し終えました。

なお、見積もり額は、元オーナーさんからは断トツで配管保全センターの提携会社からのものが安かったとコメントをいただきました。

画像③

受水槽を延命するか直結化するか

表①をご覧ください。
この表については別の投稿記事で、詳しく説明したいと思いますが、この表は、「受水槽を残す」のか、あるいは「受水槽を撤去する」のかを検討する際の選択肢を表わしています。

今回の投稿記事では、「受水槽の取替え」のご依頼を元に「1日で更新することでコスト削減」できた内容をご紹介しましたが、本来ならばこの表のように、まずはじめに「受水槽を残す」のか「撤去する」のかを検討することが必要といえます。

選択肢としては
・受水槽を残すか残さないか
・高架水槽がある場合、高架水槽を残すか残さないか
・直結化する際に増圧ポンプが必要になるのかどうか
・受水槽撤去に伴い、給水管を更新しなくてはいけないのかどうか
費用がどれくらいかかるのかを考慮しながら、これらのことを総合的に検討していく必要があります。

表①

最後に、今回のまとめになります。

修繕積立金不足で、タンクや配管の更新費用を捻出できずお困りの管理組合さんは、お気軽に配管保全センターにお問合せしてみてください。

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📅 この記事は2026年4月に最新情報への追記を行いました。

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