2021年5月18日
この記事のカテゴリー : 受水槽の保全・直結化
画像①
地下ピットに受水槽が置かれている場合には、画像①の左下の写真のように、狭い入り口を垂直にハシゴで出入りする必要があります。 屋外に設置されている場合と比較して、既存の受水槽の撤去や新しい受水槽を組み立てるには、労力を必要とします。 撤去する受水槽と、新設する受水槽のそれぞれのサイズは、イラスト①のように ・撤去する受水槽:1.5×2.5m 高さ2mで容量としては7.5㎥ ・新設する受水槽:1.5×2m 高さ2mで容量としては6㎥ にサイズダウンしたものでの見積もりとしました。イラスト①
受水槽を取替える工事をしている間、断水になってしまうので、通常は、仮設の受水槽を組みます。 今回は、設置スペースがないため仮設の受水槽を組まずに、いっきに2日で取替工事を行いました。断水自体は1日のみです。 見積もり額としては、税抜きで265万円でした。 今回の見積もり額は、1例です。 ・仮設の受水槽を組むか組まないか ・地下ピット内に適度な作業スペースがあるか ・新設する受水槽のサイズ ・仲介業者が何社入るか 等の要因で見積もり額は異なってきます。イラスト②
「長期修繕計画では、取替えの時期になっているから、とにかく取替える」といったことでなく、信頼できる第三者に取替の妥当性をアドバイスしてもらいつつ、少ない費用で必要なメンテナンスも行っていくことは、大切な修繕積立金を有効に使っていく上で”大事なひと手間”と言えます。赤丸で囲まれた部分がパネルと呼ばれているものです。
緑丸で囲まれた部分は電極棒と呼ばれており、受水槽内の水位を監視するためのセンサーの役割をしています。
黄色のマルで囲んだ部分は受水槽を固定する外枠です。
画像②
イラスト③
イラスト④