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マンションの配管を内視鏡で調査 いくらかかる?

2021年8月28日
この記事のカテゴリー : 配管に関する知識

マンションも築年数が経つにつれて、共用部や専有部の配管を更新すべきか? あるいは延命処置がいいのか管理組合で検討されるようになります。

そこで、現状を知るために配管内の内視鏡調査を検討される管理組合さんや賃貸オーナーさんは多いです。

内視鏡調査を行うことで、配管内の錆びの出来具合や、ヌメリや汚物による汚れ度合いや詰まり度合い、更生工事の際にライニングをした樹脂が劣化していないか等の確認ができます。

インターネットで検索すると、内視鏡の調査費用は2万円~15万円と千差万別でした。

この投稿記事では、配管保全センターにお問合せいただいた際に、ご提示可能な料金について、お話します。ご納得いただける金額になると思いますので、是非最後までご覧ください。

内視鏡調査の料金体系

それでは、早速ですが、内視鏡調査の料金体系です。配管保全センターでは、内視鏡調査を実施する提携会社とともに以下のような料金体系をご提示しております。

  • 料金としては、6万円~10万円です。脱着に伴う部材費は別途必要となります。

    対象世帯数は1日で調査可能な世帯数です。調査対象となる配管の数はマンションごとに異なります。1世帯の場合もありますし、3世帯実施する場合もあります。

    対象箇所としては、イラスト①に例を示していますが、

    パイプシャフト内の水道メーターの1次側と2次側。

    専有部給水管については、蛇口や配管を脱着して内視鏡を挿入します。イラスト①の例では、洗濯機の蛇口とトイレの止水栓をはずして調査します。

イラスト①

給湯管は口径が小さいので対象外です。

専有部排水管については、便器やトラップを脱着して内視鏡を挿入します。

イラスト①の例では、トイレの便器をはずし、洗面台のトラップを外して調査します。

  • なお、共用部の排水管の立管についても、可能であれば調査します。

    イラスト②のイメージのように排水管の立管に掃除口があれば、そこから内視鏡を挿入します。

    また、専有部の横引き管からも立管にたどりつければ、そこからも調査しますが、エルボーの数が2~3個あると、立管にたどり着けないことが多いです。

  • イラスト②

内視鏡調査実施時の断水の範囲について

ご参考までに、内視鏡調査を行う際の、断水範囲について説明します。

  • 専有部の給水管に関しては、イラスト①に示していますが、調査対象の世帯の水道メーターの手前のバルブをまず閉める必要があります。よって、調査対象の世帯では断水となりますが、他の世帯は関係なく水道を利用できます。

    専有部の排水管を調査する場合は、例えば洗面台の排水管なら洗面台は使えませんが他の蛇口から水を出しても問題はありません。

    給水管の立管を調査する場合は、パイプシャフト内のどこかの箇所で給水管を切断・復旧する必要があります。断水時間が長くなり影響範囲も広いため、給水管の立管に対して内視鏡調査を行うことはあまりありません。

それでも共用部の給水管の立管を内視鏡調査したい場合は、イラスト③のように、各立管の系統バルブを閉じることで、断水範囲を調査する立管のみに限定できます。なお、系統バルブを閉じた立管の世帯はすべて断水になります。

イラスト③

また、特に築年数が古いマンションでは、系統バルブが劣化してきちんと閉じられない場合があり、その場合は、全戸断水になります。

排水管の立管に対しては、掃除口があって、そこから内視鏡を挿入する場合は断水しなくていい場合が多いですが、掃除口の付き方や部屋の中にある排水管の立管を調査する場合は、調査対象の世帯より上の階は、断水してもらいます。

排水管の立管の調査を行う場合は、専有部の立管に近くエルボーの数が少ない排水管から、なんとか立管までたどり着くようにトライしてみることも多いですね。

報告書提出とアドバイス

調査を実施した後は、撮影した画像を記載した簡単な報告書を作成します。

対応可能地域は2021年8月29日時点では、東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県の特定地域のみです。

特定地域の詳細な情報は配管保全センターホームページの対応地域というページをご覧ください。

対応地域

なお、超音波肉厚測定やX線調査、抜管等、他の調査方法でもご要望があれば対応可能です。

それから、内視鏡調査を踏まえた上で、給排水設備に関する長期修繕計画の改善アドバイスを無償にて行っております。

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