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配管保全装置エルセ 21年後の検証 配管の保全効果

ご覧になった方もたくさんいらっしゃると思いますが、最近、ニュース番組や情報番組で、「マンションの修繕積立金不足」が特集テーマとして取り上げられています。 「漏水がたびたび発生するようになり、配管の修繕費用も十分に確保できていないので、先行きを考えると途方に暮れてしまう」と不安を語る管理組合のケースなども紹介されていました。 マンション内で漏水しそうな配管は、全て取り替えていくのが理想ではありますが

エルセ設置後の検証データ

著者:配管保全センター㈱ 代表取締役 藤田崇大 JR西日本による新幹線導入のための検証報告 この検証結果を受け、JR西日本様には20年以上にわたり新幹線車両に尿石対策装置として設置されております。 また、全国各社のJR様の駅舎や車両にも数多く、納入され続けております。 日本道路公団による検証報告 この検証結果を受け、全国の約100箇所のパーキングエリア、サービスエリアで利用されております。 なお、

排水管の保全効果を検証した事例

著者:配管保全センター㈱ 代表取締役 藤田崇大 高圧洗浄の頻度を下げてエルセの効果を確認 90世帯マンション ・築9年目にエルセを設置 ・1階共用部の排水管を点検(上の写真) ・設置前は堆積物が固着していました(左下の写真) ・エルセを設置してから年を追うごとに堆積物が剥離してきており、設置後14年経過してもきれいな状態を維持しています(右下の写真) ・配管の材質は塩ビ管 ・※エルセ設置後、1度も

内視鏡調査の費用と効果 排水管編

2023年の7月9日に「検討前に要チェック!! 内視鏡調査 費用と効果 給水・給湯管編」という投稿記事を公開しましたが、今回は、排水管に対しての内視鏡調査の費用と効果についてお話します。 マンションの管理組合の方から、「排水管の劣化度合いを知りたいので、内視鏡調査の見積もりをお願いします」とよくお問い合わせをいただきます。 給水・給湯管編の投稿記事でもお話しましたが、場合によっては、内視鏡調査は無

補助金制度で専有部配管の取替え 費用削減!!

配管保全チャンネルでは、「配管からの漏水リスクは共用部ではなく専有部のほうが圧倒的に高い」ということを何度もお伝えしてきております。 関東エリアの築25年以上のマンションでは、専有部の給水管がライニング鋼管、給湯管が銅管というケースがほとんどです。 これら専有部の給水・給湯管は管理組合主導で一斉に更新するのが理想的といえます。 とはいえ、現時点では、長期修繕計画に専有部の配管の取替えを組み込んでい

直結給水方式への切替え費用 3つの変動要因

配管保全チャンネルでは、受水槽や高架水槽からの給水方式をやめて、直結給水方式に切り替える工事についての費用や、メリット・デメリット等について、何度も取り扱ってきました。 今回は、直結給水方式に切り替える工事費用の金額が変動する主な3つの要因について、お話します。 給水方式を切り替えようとされている分譲マンションや賃貸マンションさんには、とても参考になる情報かと思いますので、ぜひ、最後までご覧くださ

法務省公表 区分所有法改正 専有部配管 取替えが円滑に!?

配管保全チャンネルでは、「マンション内の配管で取替えの優先度が高いのは、実は共用部よりも専有部の配管です」と常日頃からお伝えしてきました。 昨今の流れとしても、令和3年にマンション標準管理規約の改正があり、これが追い風となって、管理組合主導により、修繕積立金を使って専有部の配管を取替えていくという方向性ができつつあります。 実際に、管理組合の中でも、住民に対して専有部配管の取替えの重要性をきちんと

住民の無関心の弊害!! 修繕工事の費用が不当に高くても総会で否決できない!?

分譲マンションの区分所有者の方であれば、マンションの管理組合の総会の議案書を毎年、一度は目にすることと思います。 住まいの資産価値にも大きく影響する大事なことなので、しっかり読まれる方もいらっしゃると思いますが、文字も多いし読むのが面倒なので、ほぼほぼ読まずに、総会にも出席せず、議決権行使書か委任状を出して終わらせてしまってる方も多いのではないでしょうか。 自分たちの修繕積立金が、無駄遣いされずに

大規模修繕の実施サイクルを18年以上にするコツ

いままで一般的に言われてきた分譲マンションの大規模修繕の実施サイクルは12年から15年程度でした。 それが最近では、外壁の塗料が改善されたり、法改正によりドローンを使った外壁調査が可能になったことなどで、大規模修繕の実施サイクルを18年以上といったように、もっと長く引き延ばせるのではないかと言われるようになりました。 とは言え、実施サイクルを長くしてしまうと、外壁のタイルの剥落リスクが高くなったり

漏水事故に自分の火災保険は使えるの?

分譲マンションの区分所有者さんは個人でそれぞれ火災保険に加入していると思います。 では、火災保険ではどういったことがカバーされるのかご存知でしょうか? たとえば、自動車保険なら、どういう場合に保険適用されるか、なんとなくイメージできていると思います。 でも、火災保険では、火事だけでなく、漏水事故にも保険適用されること自体、ご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 現在、国内のマンションでは

緊急通知!! 火災保険の引受条件が超シビアに!!

分譲マンションや一棟賃貸マンションでは水漏れがあった時の対策として、管理組合が一括して火災保険に入っています。 ここ最近、この火災保険は毎年のように値上げを続けており、来年もまた更なる値上げが予定されています。 そういった流れの中で、この8月、9月からは、値上げだけではなく、加入申請の際の引受条件を厳しくする動きが、大手損保会社の中から出てきています。 築30年以上のマンションは、特に影響を受ける

水増し請求に要注意!! 専有部漏水で1000万円!?

今回のタイトルは、かなり刺激的なタイトルですが、最近、実際に専有部の漏水で何件も同じようなお問い合わせがありました。 これは、住民さんご自身が知っておかなければ、何百万円といわずとも、かなり高額な不当な出費を強いられることになりますので、きちんと注意喚起しておくべきと思い投稿記事にすることにしました。 もちろん、良心的な管理会社さんであれば、今回のような事例は起こり得ないと言えます。 ただ、今回、

配管の保全方針の違いで築70年までの費用総額がこんなに変わる!!

配管保全チャンネルでは、配管の保全に関して「優先順位を決めること」がとても大切ですとお伝えしてきました。 優先順位を決めていないと、本当に必要なことをしないで、それほど優先順位が高くないことばかりにお金を使い、限られた修繕積立金を大幅に減らしてしまうことになりかねません。 具体的には、漏水リスクは圧倒的に専有部のほうが高いのですが、管理会社の勧めで漏水リスクの低い共用部の取替えだけが優先的に行われ

修繕費用を大幅削減!! ドローンによる外壁調査 ドローン・フロンティアインタビュー

勉強部屋では、マンションの給排水設備に関する有益な情報をお伝えしておりますが、今回は、給排水設備ではなく、マンションの外壁に対して行う今話題のドローンによる赤外線外壁調査について、実用性と費用、業者を選択する際の注意点について、ドローンによる外壁調査会社とのインタビュー内容をお届けします。 東京や埼玉、大阪、兵庫といった都府県では、10年から12年程度でマンションの外壁を全面点検することが義務付け

『OWNER’S STYLE』大規模修繕ノウハウ事典に記事掲載!賃貸マンションの配管交換は必要? 

1棟賃貸マンションオーナーさんで、『OWNER’S(オーナーズ) STYLE(スタイル)』という雑誌をご覧になっていたり、名前を聞いたことがある方は多いのではないかと思います。 『OWNER’S(オーナーズ) STYLE(スタイル)』は全国約8万人の賃貸オーナーさん向けに発行されている賃貸経営情報誌です。 出版元のオーナーズ・スタイル社は東京・名古屋・大阪等で定期的に「大家さんフェスタ」を開催して

超重要!! 給湯管 取替えvs更生 どっちが得?

前回の投稿記事「給湯管の事故はなぜ多い?」で、マンションの漏水事故は、ここ最近、なぜ、給湯管からが多いのかということについてお話しました。 今回の投稿記事では、そういった状況の中で、給湯管は更生工事だけで十分なのか、それとも更新工事をしたほうが、長期的にみて得なのかについてお話しますので、ぜひ最後までご覧ください。 動画   築70年までの専有部給水・給湯管の工事費用比較 それでは、専有

オーナーズ・スタイル社のオンライン版の大規模修繕ノウハウ事典に弊社監修の配管に関するノウハウが掲載されました

全国約8万人のオーナーに年2~4回発行されている賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」のオンライン版の大規模修繕ノウハウ事典に、 配管保全センターが監修した配管に関するノウハウが記載されました。 賃貸マンション・アパートの給排水管は交換が必要?メンテナンス基礎知識を解説[豆知識#2] https://owners-style.net/l-srepair/detail/101603/

給湯管の事故はなぜ多い?

国内のマンションの漏水事故で最も多いのは、2023年時点では給湯管からの漏水です。 築25年以上のマンションであれば、給湯管の材質に銅管が使われていることが多いのですが、肉厚は通常約1mm程度でかなり薄く、専有部内ではこの薄い銅管を配管することになります。 それらの銅管の曲がり角になった部分にお湯の気泡がぶつかり続けることで、ピンホールができて漏水が起きやすくなります。 今回は、なぜ給湯管からの漏

検討前に要チェック!! 内視鏡調査の費用と効果 給水・給湯管編

マンションの管理組合の方から、「給水・給湯管の劣化度合いを知るために内視鏡調査をしたいので、見積もりをお願いします」とよく言われます。 実際のところをお話しすると、内視鏡調査は、場合によっては無料で実施する業者もいますし、有料だとしてもほとんどの場合は、数万円もかければしかるべき調査ができることが多いです。 これも管理組合の方からですが、「管理会社から提案された内視鏡調査の見積もりが、数10万円以

要注意!! 排水管の洗浄残し! 高圧洗浄 実施の留意点

分譲マンションでは、定期的に排水管の高圧洗浄を実施されていると思います。 高圧洗浄は決められた回数やっていれば大丈夫だろうと、すべて業者任せにしていないでしょうか?  高圧洗浄を依頼する場合、洗浄後1年間は、洗浄を行った箇所の詰まりで水があふれて漏水した場合、保証がついていることが多いといえます。 それで、「高圧洗浄は保証がついているから安心だ、特に注意することもない」と思っていないでしょうか?