マンションの配管を保全する水処理装置には、電流方式やセラミックス方式、脱気式とさまざまな方式がありますが、保全装置を導入するにあたっては、排水管への保全効果が確かなものを推奨します。
排水管に効果があるといっている保全装置メーカーが増えてきていますが、過去の検証データ等をしっかりと確認されることも大切です。
排水管への保全効果がある装置として、配管保全センターでは「流動式セラミックス方式」の水処理システムを推奨してきました。
流動式セラミックス方式の水処理システムは、給水管だけでなく、排水管の保全効果もあり、のちほどご説明しますが、長期間にわたる検証結果でも、際立った実績をあげています。
「流動式セラミックス方式」は、円柱型の装置内に、水道水を下から上に通過させることで、セラミックスボールが自由に流動して、装置内で水を撹拌させます。
その過程でセラミックスボールと水道水が接触しあって、水道水が人間の体にも良いといわれる抗酸化能を持つ水に改質されることで、錆びやスケールの付着を防ぐ効果を期待できます。
給水管だけでなく、この水を使って流された排水管内でも、油等の堆積物を固まりにくくする効果が期待でき、給水も排水もカバーする一挙両得といえる水処理システムといえます。
また、同じマンションの給水管内では、ほとんど錆びが付いていない状態であるとわかりました。
一般的には築25年を過ぎると配管内にヌメリが付着して茶色に変色していくのですが、装置設置後ではヌメリもほとんど付着していないことが確認されています。
ただ、このような装置内のセラミックスボールは、「長い間に装置内で摩耗して無くなってしまうのではないか」「不純物が表面に付着してヌメリができて、すぐに効果がなくなってしまのではないか」と、思われる方も多くいらっしゃることと思います。
それに対して、流動式セラミックス方式の水処理システムを設置して14年後のマンションの検証結果をご覧ください。
セラミックスの表面は綺麗な状態を保ち、計測したところ、重さも変わらず摩耗もしていないことが検証されました。
また、さきほどご紹介した昨年11月の投稿記事でも国交省の建物内の配管保全として、24年前に設置された水処理システムの装置内を検証したところ、装置の蓋を開けると、こちらもセラミックスボールの表面はとても綺麗で、摩耗もしていなかったことが実証されました。
まず、流動式セラミックス方式の水処理システムである「エミール」の特徴について簡単にお話しします。
一般的なセラミックスボールは表面に無数の孔があいている多孔質で、経年により無数の孔に水道水内の不純物や雑菌が入り込み、セラミックスボールの表面にヌメリが付着していきます。
さらに、一般に販売されている多くのセラミックス系の水処理システムでは、装置内にセラミックスボールがぎっしり詰まって充填されているため、水を通しても水流によってセラミックスが動かず、セラミックスの表面にヌメリがつきやすくなるといえます。
汚れが付きだすと十分な効果を発揮できないため、定期的にセラミックスの表面を洗浄する必要が生じます。
実際に画像でご覧いただきましょう。右下は、セラミックスが動かない水処理システムで設置1年後に、どれくらいセラミックスボールが汚れいているかを検証した際の画像ですが、セラミックスボールはかなり汚れている状況といえました。
これに対してエミールは、装置内のセラミックスボールが流水によって流動して衝突を繰り返すので、半永久的にヌメリがつかない状態となっています。
エミールでは装置内のセラミックスボールの状態を見ることができる覗窓がついており、セラミックスの表面が綺麗で、摩耗せず、適度に流動していることが、簡単にいつでも確認できます。
こちらは、覗き窓からセラミックスボールが流動している状況を確認している動画です。
「衝突を繰り返すと、セラミックスボールが摩耗してしまうのでは」と、心配されるかもしれませんが、これらの製品に採用されているセラミックスは一般的なモノとは異なり、大変強度が高く、ナイフで傷をつけようとしても表面に傷がつかないほどで、全く摩耗することがありません。
それにより、エルセやエミールのセラミックスは、半永久的にヌメリが付かずに綺麗で摩耗することもなく、その効果を持続させることができるといえます。
そして、機種によって数万~数十万粒になるセラミックスボールを、いびつな形をを選別する機械で取り除きます。いびつなものが選別されている様子を動画でご覧ください。
最終的には1粒1粒手作業で品質を確認したうえで出荷しています。
セラミックスの十分な表面積量と、適切な衝突・流動を継続させることができる仕組みによって半永久的に効果が継続し、給水管だけでなく排水管の保全効果も期待できることとなります。
では、改めて配管保全センターが日本治水販売株式会社さんと共同開発しましたマンションに特化した水処理システム『エミール・HM型』についてお話しいたします。
この製品はそれぞれ異なるマンションでの水道水の利用状況に応じて、装置内のセラミックスの充填量を最適化しています。
住民の方からは、「蓋を開けなくても、装置内の状態が見えるようにならないのか」「 目で確認できたらそのほうが安心できる」という声を良くお聞きします。
そこで、そのようなご要望に応えるべく、共同開発した「エミール・HM型」にも覗き窓をつけました。
この覗き窓によって、セラミックスボールが汚れていないか、摩耗してなくなっていないかといった不安も解消されるでしょう。
いつでも見ることができますので、管理組合の皆さんやマンションオーナーさんも安心して装置の稼働状況を確認でき、これにより、装置の信頼性と配管保全の効果を実感できます。
「エミール・HM型」は、従来のエミール製品よりもセラミックスボールが多く充填されています。
それにより、セラミックスの表面積も水との接触時間も長くなるのですが、それに伴い覗き窓の位置も、従来のエミール製品とは異なる位置にしてセラミックスの流動状態を確認できるようにしています。
一般的なセラミックスの延命装置はセラミックスが動かずに固定されていますが、それらとは異なり、装置内で流動性が保たれているので定期的な洗浄費用も不要で、電気代もかからないフリーメンテナンスの装置となります。
マンションの配管保全に特化した「エミール・HM型」にご興味のある方は、配管保全センターにご連絡ください。
エルセ・流動式セラミックス方式の最新の検証結果や導入効果については、以下の記事もあわせてご覧ください。
👉 配管保全装置エルセ 21年後の検証 配管の保全効果(2023年11月)
👉 エルセ設置マンション 漏水発生率と費用削減効果(2023年10月)
👉 流動式セラミックス方式 水処理システムの効果を解説(2025年5月)
👉 流動式セラミックス延命工法『エミール』驚きの効果と実績(2022年12月)
👉 排水管の詰まり対策 コスト5分の1以下に抑える工法とは(2021年5月)
📅 この記事は2026年4月にリンク情報の追記を行いました。

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