配管保全のお悩み

内視鏡カメラで撮影した状況事例 もらい錆び、スライム、スケール、詰まり等

作成日:2020年4月5日 最新更新日:2020年4月15日
著者:配管保全センター㈱ 代表取締役 藤田崇大

給水管内の状況事例

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給水管内は、サビだけでなく、もらい錆※1やスライム※2によっても汚れが付着していきます。

※1 もらい錆:共用部の立管で発生したサビが、その先の配管に付着
※2 スライム:ヌメリともいわれる細菌により生成された膜で、配管内の表面に付着

生活水としての衛生面を考えると、もらい錆やスライムの付着防止や除去が望まれます。

【関連ブログ】
給水管の水垢・ヌメリに対する保全効果を検証した事例

この動画は上の築38年の洗面台の下の給水管の同一部位を撮影したものです。

14秒目あたりから錆コブの箇所の様子がご覧いただけます。

錆コブの上を覆っていたスライムが雪のようにフワフワと水中を舞っているのがよくわかります。

給湯管内にスケールが付着した状況事例

写真1

給湯管内はお湯が通るので、給水管よりも炭酸カルシウムが付着しやすくなります。そのため蛇口や鏡にうろこのように白くスケールがこびりつきます。
給湯管の口径がスケールによってふさがれると、お湯の流量が少なくなります。

写真1は20年目の給湯管内の様子です。スケールが付着しているのがわかります。黒い筋のように見えるのは内視鏡のコードが擦れた跡です。

写真と同じ箇所の動画

 

排水管内の状況事例

排水管は高圧洗浄を実施していても、食用油や食べカスなどが堆積して固まって、排水管が閉塞していきます。こうなるとキッチンやお風呂での水はけが悪くなり、最悪の場合、詰まりにより、水があふれてきて階下で水漏れ事故を起こしてしまったりします。

このような閉塞に陥る原因として、次のようなケースが挙げられます。
・高圧洗浄の際に、奥のほうまで洗浄を行わないで済ませているケース。それが長年積み重なると、洗浄が行われていない箇所で閉塞が起こり、下の写真のような状態になります。
・不在により毎年の高圧洗浄を行わない住戸があるケース。築年数が15年程度でも、高圧洗浄を行っていない住戸の排水管は、下のような状態になり、水漏れを誘発してしまう事故も起き始めています。(タワーマンションが建ち始めたのは最近のことですが、高圧洗浄をパスし続けている住戸があると、タワーマンションでもこのような事故が起きています)
・築40年以上の高経年マンションで、排水管のサビがひどく、破損を恐れる業者から高圧洗浄を拒否され続けたケース。
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かといって、高圧洗浄を繰り返し行うことによる排水管の破損のリスクもあります。下の画像は排水管のエルボー部分です。高圧洗浄の際に、高圧洗浄のコードが排水管のエルボー部分にあたって破損しやすくなる様子を表しています。

排水管は、放っておけば詰まり、高圧洗浄をやりすぎるとエルボー部分の破損リスクが高まるということで、配管保全を行ううえで、とてもやっかいです。

さらに、排水管の交換はとても大変です。排水管の立管はトイレの横、キッチンの横、多い場合にはお風呂の横と合計3本ある場合もあり、住戸内なので、床や壁を剥がすなど、交換費用は高く、工期も長く、在宅が必須となります。

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では、どうすれば良いかですが、適切な延命工法を取り入れることだといえます。延命工法を取り入れることで、配管を保全し、高圧洗浄の回数を減らして修繕費用の節約もでき、破損による水漏れリスクも抑えることができます。
健やかなマンションライフを過ごすために、意識の高い管理組合さんでは、給水管と共に、排水管の保全を重要なテーマとして取り上げています。

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