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5万円で専有部配管を内視鏡調査 どんな場合に有効?

2024年10月18日
この記事のカテゴリー : 配管に関する知識

管理組合さんや1棟賃貸オーナーさんから、「配管内部を内視鏡で確認したい」というご依頼をよくお受けします。

配管保全センターとしては、「内視鏡調査よりも、漏水確率の高い配管を優先的に取替えていくといった配管保全方針を作って合意を得ていくほうが大切です」と、常日頃からお伝えしているのですが、あまりに多くのリクエストがあるので、今回、手軽に内視鏡調査をご依頼いただけるサービスを始めることにしました。

今回の投稿記事では、どのような状況であれば、このサービスを有効活用できるかについてお話しします。

また、内視鏡調査だけでなく、マンション全体の配管保全方針の提示や概算見積り、補助金制度を作るためのサポートなど、さまざまな有益なサービスも併せてご提供可能ですので、これらの付帯サービスについてもお話します。

ぜひ最後までご覧ください。

内視鏡調査の内容

今回のサービスは、1世帯の水道メーターの二次側の給水管、洗面所の給水・給湯管、キッチンの排水管が調査対象です。

費用は、税抜き5万円と別途、交通費が必要です。

内視鏡調査当日に、後程ご説明する付帯サービスご提供のために、図面やパイプシャフト内等も拝見します。

内視鏡の調査結果を報告書にまとめて、理事会にて付帯サービスの内容とともにご説明します。

内視鏡調査はどんな場合に有効か?

このサービスは、以下のような場合に、有効活用できると考えております。

① 管理組合主導で専有部配管を一斉更新したいが、内視鏡調査をしないと住民から賛同を得られそうにない

② 専有部の配管の取替えを各区分所有者がリフォームする際に、管理組合が修繕積立金から補助金を拠出する制度を作りたいが、賛同を得られそうにない

③ 1棟賃貸オーナーさんが、入居者の退去時に、配管を取替えようと思っているが、排水管の材質がわからないので、内視鏡で確認しておきたい

④ 無料で内視鏡調査を実施するという提案を業者や管理会社から受けているが、中立的に評価してくれるのか不安

⑤ 管理会社からの内視鏡調査の見積りが高額で、配管取替えの工事見積りもかなり高額なものが出てきそう

配管の劣化状況は、同じマンション内でもかなりバラツキがあります。

ほんの一部の世帯で内視鏡調査しただけで、配管がいつまでもつのか、直ぐ取替えるべきなのかといった判断は難しいと考えています。

劣化状況を知りたいというよりも、「取替えを実施したいが賛同が得られない」「材質がわからない」「中立的な評価と適切な見積もりを取得したい」という場合に有効といえます。

そのような場合には、お気軽に配管保全センターにお声がけください。

付帯サービスの内容

今回の内視鏡調査サービスでは、下のような付帯サービスを同時にお受けすることが可能です。

無料でご提供可能なサービスとしては、

① マンション全体の配管の保全方針の提案と配管保全に関する勉強会の実施

② 更新工事、更生工事、延命装置に関して、それぞれの複数工法のご紹介

③ 共用部・専有部の給水・給湯・排水管の配管の保全費用の概算見積もり 

④ 一斉更新のための仕様書作成、住民説明会や議案書作成など総会可決までの支援

①~④までは、設計コンサルティングが行う作業とほぼ同等といえます。費用と手間をかけて設計コンサルタントに依頼する必要はないと考えています。

無料でご利用いただけるサービスとしては、さらに ⑤ 区分所有者のリフォーム時のガイドライン・補助金制度作成支援

⑥実績豊富で妥当な見積もり額を提示できる施工業者のご紹介

⑦費用捻出のために既存長期修繕計画のセカンドオピニオン提示

⑧管理会社をリプレースするコンサル会社や管理会社のご紹介

⑨水増し請求を抑制できる保険代理店のご紹介

といったサービスがあります。

また、1棟賃貸オーナーさんには、初期費用ゼロで専有部配管の取替えとリノベーションができる「楽ヤスリノベ」のサービス提供も可能です。詳しくはこちらのPDFをご覧ください。

また、有料でご提供可能なサービスとしては、以下がございます。

① 複数世帯の内視鏡調査

② 共用部の立管の内視鏡調査

③ 管理規約・細則の改定

いかがでしたでしょうか。ご興味のあるかたは、お気軽にこちらからご相談ください。
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