配管保全

マンションの給水管・排水管を取り巻く現状

作成日:2019年7月27日 最新更新日:2020年4月16日
著者:配管保全センター㈱ 代表取締役 藤田崇大

築44年以上では、5割以上のマンションで水漏れが発生!

漏水事故の発生頻度が高いのは専有部の給水管・排水管

そもそも水漏れはどれくらいの頻度であるのでしょうか?
下の表は、国交省の調査結果ですが、築年数が経つほど水漏れトラブルを抱えている割合は増え、築44年以上では、なんと50%以上の割合となっています。(給排水設備の修繕工事は、外壁塗装等の大規模修繕と比較して実施率が極端に低い状況が一因とも考えられます)

この調査結果では、「水漏れ」とひとくくりにされていますが、特に専有部の給水管・排水管は肉厚が薄く細く、共用部の給排水管よりも水漏れトラブルの発生頻度が高くなっています。

また、ご参考までに下の図に示したイメージのように、錆びによる鋼管の腐食のスピードは、高経年になるほど加速されます。

鋼管の肉厚が腐食により薄くなるスピードのイメージ

専有部の給水管・排水管補修は自己負担

マンション 給排水管

さらに、認識を新たにしておきたいのは、修繕積立金は共用部のみ適用されるのが原則であるということです。

管理規約に「専有部の配管の保全にも適用される」といった記載があれば専有部にも修繕積立金を使うことができますが、専有部の横引き管で水漏れが起きた場合、区分所有者は専有部を自腹で改修する必要があり、その金額は思っているよりもずっと高額となるケースが多いということです。給水管・排水管の設置状況にもよりますが、50万円から100万円以上(自社調べ)を個人で補償する場合もあります。
また、知っておきたいのは水漏れを起こした部分の配管の交換費用は、原則としてマンションの火災保険は適用されないということです。ほとんどの場合は事故を起こした住民が高額の出費を強いられることになります。

修繕積立金が不足している管理組合さんが多い中、延命工法にて専有部の給水管・排水管を含めた配管の保全費用を極力抑えることが求められています。

天井 パイプからの水漏れ

上位階の排水管からの水漏れ

キッチンからも水漏れ

台所下からの水漏れ

浴室のリフォーム工事途中

旧モデルの浴室の配管交換


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