① ひとつめが管理組合として「長期修繕計画の見直しをしているが、配管の保全方法や値段の相場がわからない」というお悩みですね。長期修繕計画の見直しを仮に管理会社にしてもらっていても、それが妥当な内容なのかどうかわからないですよね。やらなくてもいい修繕が入っているかもしれないですし、単価が通常よりも高いかもしれないですし判断がつかないわけです。勉強会では、配管に関しての長期修繕計画の見方や考慮すべきポイントをお話します。
② 二つ目は「配管保全をしたいと思っているが、住民の危機感がなく進まない」と。理事や修繕委員の方々は、このままではだめだという危機感を高くお持ちだとしても、住民の方の意識をなかなか高めることができず、更新の同意が得られずに止まっているといった場合も多いですね。住民の方も一緒に参加いただくことで情報共有の一歩にしていただけると思います。
③ 三つ目は「見積もりをとったが、その金額が妥当なのかどうかよくわからない」と。このあたりも、また最後に質疑応答の時間も取りますので、そこでご質問いただければと思います。配管保全に関する費用シミュレーションの話もしますので、おおよその金額は把握できてくるかと思います。
④ 四つ目が「受水槽方式がいいのか直結化がいいのか揉めている」と。このあたりは、双方のメリットやデメリットについて、いろいろお話させていただきますので、住民の方々も参加いただければ、認識を共有できると思います。
⑤ お悩み例の最後は、「排水管の取替えの見積もり額が予算を超えていて途方に暮れている」と。これに関しては、かなり費用を抑えた排水管や給水管の取替えも可能ですので、コスト削減を考えたい場合にも勉強会の開催を検討されることをお勧めします。
① 国交省の長期修繕計画のガイドラインの改定内容
皆さまのマンションでも長期修繕計画を作成する際に、国交省のガイドラインを参考にされていることが多いと思います。このガイドラインが先月9月28日に改定されましたので、その改定ポイントについてお話します。
② 他のマンションの保全状況
他のマンションがどうしているのかといった情報は、なかなか耳に入ってきませんが、知っておくと大変参考になります。勉強会では国交省の統計データや、弊社がご相談をお受けした管理組合さんたちの状況をお話します。もちろん管理組合名は伏せてのお話になります。
③ 配管の材質ごとの起こりやすいトラブル
別の投稿記事で何度か取り上げてきていますが、給水管、給湯管、排水管の材質ごとに、どんなトラブルが起こりやすいのかについてお話します。
第二部 当マンションの状況
① 竣工図面をもとに起こりえるトラブル等を解説
お見せいただいた竣工図をもとに、お住まいのマンションで、どういったトラブルが起こる可能性があり、どういったタイミングで保全が必要になってくるかといったことをお話します。
② 共用部、専有部の配管の保全費用シミュレーション
図面をもとに、ざっくりと、更新工事をするといくらくらいかかりそうかを事前にシミュレーションしてお話いたします。実際には現地調査してみないとわからないですが、現時点で見積もりが提示されているなら高すぎるのかどうかといった判断材料にはなりえるかと思います。
③ 管理組合加入の保険関連の裏技
値上がり一方の火災保険の状況と、漏水事故が何件発生したらどれくらい保険料が上がりそうか等のお話。それから新しくどういった保険商品がでてきているかといったお話。また、個人賠償責任包括特約の解除の仕方や、次回の保険料がなるべく値上がりにならないように、すぐにでもできる裏技についてお話します。
第三部 質疑応答及び討議
① 更生工事、延命工法のメリットデメリット
② 当マンションで取り組むべき課題 等々
フリーディスカッションで、様々なご質問に可能な範囲でお答えさせていただきます。その後、マンションとして今後、取り組むべき課題について、ディスカッションさせていただきます。
内容的にはてんこ盛りですが、時間的には質疑応答とディスカッション含めて、2時間程度になります。まだまだ続けたいところではありますが、集中力等を考えると、まあ、2時間あたりがちょうどいいという感じです。