2023年5月19日
この記事のカテゴリー : 給排水設備の更新費用

図1
図2
トイレ奥の壁を開口して、立管を取替える前の動画がありますので、こちらをご覧ください。 手前に見えるのがトイレからの排水管です。右側が、キッチンと電気温水器からの排水管です。左側が浴室、洗濯機、洗面所からの排水管です。
図3
取替え後の動画がありますので、こちらをご覧ください。 立管は耐火VPに黒い遮音カバーを付けているので、見た目は黒く見えます。手前がトイレの排水管でこれも耐火VPです。 右側は、電気温水器側からの排水管で、茶色の耐熱性のHT-VPが配管されています。 左側は、浴室、洗濯機、洗面所側からの排水管で耐火VPです。
部材や人件費の急激な値上がりの影響もあったとはいえ、配管の材質等で、見積り額がかなり変化することがお分かりいただけたかと思います。
また、今回は、7階建ての1系統をいっきに、1日で配管の取替えを終わらせることができましたが、配管を取替えるときにはつるコンクリートの厚みや、取替えスペースの広さ、立管の本数や、専有部の配管も一緒にどこまで取替えるか等で、日数や見積り額は異なってきます。
世間一般的には今回の工事は、世帯あたり50万円程度が目安となりますので、35万円というのは、かなり安めの価格だと言えます。管理会社を通さず、直接管理組合さんとのやりとりを行ったことも、相場よりも安めの値段で出来た理由のひとつと言えます。管理会社を通さない場合、日程調整等は業者が行います。
どうしても連絡がつかない住民の方への連絡のお手伝い等、管理組合さんにお手伝いいただく必要がありますが、それでもこれだけの費用差になるということは、注目すべき点かと考えます。
