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高圧洗浄、オゾン洗浄の相場価格と費用の削減方法

2022年2月19日
この記事のカテゴリー : 給排水設備の更新 いくらかかるか

築20年未満のほとんどのマンションでは、専有部内の配管は、錆びない材質を使っているところが多いといえます。

給水・給湯管はポリ管、排水管には塩ビ管で、どちらも樹脂管と言われる配管です。

樹脂管であれば錆が原因で配管を取替えることはありませんが、ヌメリや汚れは付着するので、配管内を綺麗に保つために、定期的な洗浄が必要だとされています。

そこで、ほとんどの分譲マンションが排水管に対しては高圧洗浄を実施していますね。また、給水・給湯管に対してオゾン洗浄を実施しているマンションも多くなってきています。

今回の投稿記事では、高圧洗浄やオゾン洗浄の相場価格と実施頻度についてお話します。また、それらの洗浄費用を抑える手法についても触れますので、是非最後までご覧ください。

高圧洗浄の相場価格と実施頻度

まず高圧洗浄の相場価格についてです。

世帯数によって、世帯あたりの単価は変わりますが、100世帯以上であれば世帯あたり4千円前後、30世帯程度だと6~7千円といったところでしょうか。

価格競争が激しくなっていますが、あまり相場よりも安くしすぎてしまうと、手抜きの恐れも出てきますので、ご注意ください。

実施頻度は、築15年あたりまでは2年に1度というところもありますが、築20年を過ぎてくると毎年実施しているところが多いですね。

なお、区分所有者が賃貸に出す部屋が多くなってくると、高圧洗浄の際に、部屋を借りている人からの協力を得られにくくなります。数年間、高圧洗浄を実施できない場合、排水管の詰まりによる水あふれの事故が増えてきたりします。

オゾン洗浄の相場価格と実施頻度

それでは、次に給水管・給湯管に対して実施するオゾン洗浄の相場価格についてお話します。

給水・給湯管内は年数が経つと、どうしても、細菌が増殖し細菌のかたまりの「バイオフィルム」と言われるものが生成されることでヌメリが発生します。このヌメリを取ることを目的に、オゾン洗浄やクエン酸洗浄を行うマンションが増えています。

オゾン洗浄の場合の相場価格は、5万~7万円といったところでしょうか。

実施頻度は、築20年を過ぎてから10年~15年間隔といったところが多いでしょう。

なお、オゾン洗浄やクエン酸洗浄とは異なるのですが、類似の洗浄方法でWASH工法というものがあります。WASH工法の場合であれば、世帯あたり単価2万5千円程度で洗浄を行う業者もいます。

築20年~築80年までにかかる洗浄費用の試算

100世帯で築20年~築80年までの60年間で、洗浄費用がいくらになるのか試算してみました。

まず、高圧洗浄は、毎年実施して、世帯あたり4千円とすると、4千円×100世帯×60回で2400万円ですね。

オゾン洗浄は、15年に1度実施するとすれば、築20年から築80年までに4回実施することになります。世帯あたりが5万円とすると、5万円×100世帯×4回=2000万円です。

合計では4400万円で、かなりの金額になりますね。

延命装置を設置した場合に期待できる費用削減効果

それでは、次にご説明するのは、これらの洗浄費用を抑える方法です。排水管の保全効果もある流動式セラミック方式の延命装置を設置する方法がありますので、その場合の期待できる費用削減効果を試算してみます。

なお、流動式セラミック方式の排水管の保全効果事例と、給水管のヌメリへの効果事例の関連情報はこちらをご覧ください。

排水管の保全効果を検証した事例

給水管の水垢・ヌメリに対する保全効果を検証した事例

延命装置設置後は、高圧洗浄の頻度を2年に1回にしている組合さんが多いので、高圧洗浄費用は単純に半分になると仮定します。なお、実際には、マンション内の住民が排水管に油を不用意に捨ててしまったりと、排水管の汚れ度合いは、使用状況にも大きく依存するので、高圧洗浄の実施頻度については、各管理組合さんにお任せしております。

オゾン洗浄も15年でなく30年に1度とすると、合計金額が4400万円の半分の2200万円になります。

延命装置の費用が800万円とすると、削減効果としては2200万円から800万円差し引いた1400万円になりますね。

また、延命装置を設置した際に、他にも期待できる効果があります。

1)汚水管の尿石の剥離・付着防止効果

1つ目は、汚水管の尿石の剥離・付着防止効果です。
通常、高圧洗浄はトイレの汚水管には実施しないため、汚水管内には尿石という石のように固い固着物が付着して、詰まりや水あふれの原因となります。これが延命装置を設置することで、尿石の付着防止、剥離促進効果を期待できます。

2)高圧洗浄のコードの擦れによる排水管の破損リスクの低減

2つ目は、高圧洗浄のコードの擦れによる排水管の破損リスクの低減ですね。
高圧洗浄を実施しすぎると、排水管が破損してしまうリスクも高まります。これは、高圧洗浄の際に、洗浄コードが配水管のエルボー部を擦るためで、配管のエルボー部が破損し、水漏れが起きるリスクがあります。延命装置の設置により、詰まりのリスクを下げ、高圧洗浄の頻度を下げ、かつこの排水管の破損リスクも下げることが期待できます。

3)共用部の配管の延命

3つ目は共用部の配管の延命です。延命装置はマンションの根元に設置しますので、共用部の給水管、排水管の延命にもつながり、洗浄費用以外の取替え費用についても削減効果を期待できます。

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