2022年7月23日
この記事のカテゴリー : 給排水設備の更新費用
画像①
まず、既存の給水管ですが、パイプシャフト(PS)内の水道メーターから始まり、給湯器、ユニットバス内の浴槽と洗面台のシャワー付き混合水栓とトイレ、さらにキッチンの蛇口につながっています。洗濯機用の給水管はなく、キッチンの蛇口から分岐してホースでつながっていました。 それから既存の給湯管は、給湯器からユニットバス内の浴槽と洗面台のシャワー付き混合水栓とキッチンの蛇口につながっています。 これらの既存の給水管、給湯管を全て、新しい配管に取替えます。 給湯器は、玄関を入ったところの壁に設置されています。給湯器自体も新たに取替えるので、配管の取替え工事では、新しい給水管、給湯管とも、リフォーム業者が新たに設置した給湯器に接続しやすい状態にしておきます。 なお、キッチンの横に洗濯パンがあり、その横に冷蔵庫がある使いづらいレイアウトでしたので、キッチン⇒冷蔵庫⇒洗濯パンという並びにレイアウト変更することになりました。配管の取替え工事の中で、キッチンとキッチンの隣にある洗濯パンを取り外します。 それと、部屋の中には、画像①に黄色の点線で示した3つの点検口が既に開口されている状態でした。画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥
いかがでしたでしょうか、参考になりましたでしょうか。 今回のケースでは、リフォームで、壁のクロスと床のクッションフロアの全面貼替を行う予定でした。 よって、給水・給湯管の配管を全て取替える費用は、実質的に約17万円で済ませることができました。リフォーム時に配管を取替えると、かなり割安になるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。また、金額的には地元の知り合いの業者に依頼すれば、もっと安く済ませられる可能性もあるかと思います。 今回はオーナー物件のワンルームマンションでしたが、分譲マンションの管理組合の場合でも、各世帯がリフォームを行う際には、一緒に配管の取替えを行うように管理組合でガイドラインを作成しておくとよいでしょう。実施した区分所有者には補助金を出すといった制度をつくり、あらかじめ総会で決議しておけば、各世帯で配管の取替えが励行されるようになるでしょう。