2022年7月9日
この記事のカテゴリー : 給排水設備の更新費用
画像①
今回は、主な3つのケースで減圧弁を設置・交換するのに必要な作業時間、断水範囲、費用目安を表にまとめましたので、詳しく見ていきたいと思います。 今回は水道メーターの口径が20Aで複数世帯という条件です。対象となる世帯数や、パイプスペース内の作業スペースの広さ、作業員の熟練度等により費用目安は増減しますので、あくまで目安ということでご理解ください。画像②
減圧弁を新たに設置する場合、減圧弁だけを設置するのではなく、画像③の左上のように減圧弁も含まれているメーターユニットを設置するケースがほとんどといえます。画像③
メーターユニットというのは、画像③の水色枠で示したもので、減圧弁の他に止水弁や逆止弁が一体となったユニットで、これに水道メーターをセットします。 なお、メーターユニットを設置する際には、イラスト①で示した止水弁も取替えることになります。 止水弁を取り外す前には、各系統の立管についている系統バルブを閉めて、水があふれ出ないようにしてから作業をする必要があります。系統バルブを閉めるので、該当する立管の全ての世帯は世帯数にもよりますが、基本的には数時間から終日の断水となります。イラスト①
系統バルブが経年劣化で、完全に閉められない場合には、全戸断水となります。 各世帯でのメーターユニットの設置作業は約1時間程度で、費用としては5万円前後となりますが、様々な条件で費用は大きく変わります。 以前、「メーターユニット化はいくらかかる?」という投稿記事をアップしていますので、詳細については、そちらの投稿記事をご覧ください。 投稿記事を作成した約2年前から、部材の値上げもあり、費用的には当時よりは高めになるかとは思いますが。イラスト②
イラスト③
減圧弁を新たに設置したい、もしくは交換したいと思っても、今回のどのケースにあてはまるのか、管理組合さんや賃貸オーナーさんはわからないと思います。 配管保全センターに、パイプスペース内の写真を送っていただければ、費用目安をお伝えできますので、ご興味のある方は、ホームページのお問合せメールやお電話にてお気軽にご連絡ください。 なお、分譲マンションの場合、減圧弁の設置や交換は、基本的には共用部扱いとして管理組合が修繕積立金を使って実施するものです。お問合せいただく場合は、管理組合の理事長さんや理事さん、修繕委員の方からご連絡いただけますようお願いします。