2021年6月11日
この記事のカテゴリー : 給水・給湯管の保全
イラスト①
イラスト②
イラスト③に、各箇所の施工前の写真を記載しています。 水道メーターからの給水管が壁を突き抜けて、キッチンのシンク下の床下に出て来ます。 給湯器とキッチンがボードをはさんで並んでいます。給湯器の下にある棚のボードを外したところに、給湯器に向かう給水管と給湯器から給湯管が見えます。 キッチンのシンク下には、キッチンの水の蛇口と湯の蛇口につながっている給水管と給湯管が見えています。イラスト③
ユニットバスの下の配管の様子をこの浴槽にある点検口から動画で撮影しましたので、ご覧ください。 動画:26秒 ユニットバスの下の配管 オレンジ色の配管は混合水栓につながっている給湯管です。 塩ビ管は、洗濯機、混合水栓につながっています。 点検口からトイレ側の床下の様子もご覧いただけます。 トイレの給水につながる塩ビ管が見えます。 また、オレンジ色の給湯管の架橋ポリ管と、銅管が接続されている部分も見えます。 給水管の塩ビ管と、フローリング下を通ってきたライニング鋼管との接続部は、奥のほうにありこの動画では見えません。イラスト④
イラスト⑤
黄色で囲まれたエリアの床を剥がして、新しい架橋ポリ管をユニットバスの奥のほうに床下から入れ、この緑色で表した塩ビ管やオレンジ色の架橋ポリ管とつなぎます。 配管は、図面通りでないことも多く、実際には、どこに配管が通っているかわからないのと、洗濯機への給水管がこの緑色の塩ビ管ルートでなく床下から直接来ていないかを確認するために広めに床を剥がしました。 床を剥がしたところ、モルタルが団子状になった“モルタル団子”と言われるものが、いくつも敷き詰められていました。 架橋ポリ管を配管する際にあたって、このモルタル団子が邪魔になり、かなり苦労しました。イラスト⑥
イラスト⑦
イラスト⑧
イラスト⑨
給水管である青色の架橋ポリ管と、もとからあった塩ビ管をつないでいます。 施工前からあったトイレへの塩ビ管を点検口側に引っ張ってきて、つなぎました。イラスト⑩
配管自体は、1日で済ます予定でしたが、床下のモルタル団子に手こずったので2日目の午後までかかりましたが、イラスト⑩で見えるクッションフロアの貼り換えや、給湯器の下の棚に新たに化粧板を取り付けるまで含めて2日間で作業を終えました。 蛇口までの配管は露出でなく、すべて壁や床に隠して見た目が悪くならない隠蔽配管で工事することが出来ました。かかった費用は内装の復旧まで含めて税抜きで24万円ちょっとです。 給湯器がベランダにある場合、そこまで給水管と給湯管を配管するために、さらに床を剥がしたり天井に点検口を作ったりする必要があります。 また、今回はユニットバスの配管が塩ビ管や架橋ポリ管に、既に取り替えられていましたが、ライニング鋼管や銅管のままの場合は、蛇口までの配管も取替える必要があります。