2022年4月30日
この記事のカテゴリー : 給排水設備の更新費用

まず、共用部の給水管は、20万から40万円程度です。
露出配管にするのか、パイプシャフト内で隠蔽配管にするのかといったことで、費用は大きく変わります。
また、他の配管も同様ですが、アスベストの含有レベルによっては、40万円以上の高額になる場合もあります。
共用部の排水管は、20万から70万とありますが、排水管の本数、シンダーコンクリートに埋まっているかどうか、埋まっているならその埋まり度合い、横主管がピット内にあるかどうかといった要因で、大きく変わります。
次に、専有部の給水・給湯・排水管です。こちらもシンダーコンクリートへの埋まり度合い、露出配管にするかどうか、また、浴室をどの程度、壊さなくてはいけないかによって、費用はかなり変動してきます。
浴室を在来からユニットバスに取替える場合や、ユニットバスをどうしても取替えなくてはいけないような場合では、さらに50万円や100万円といった金額が必要となる場合もあります。
図のように、工事業者Aの場合、工事の開始から最終の6日目の工事終了まで夜間を含めて何日も断水となります。住民の賛同を得るのは難しくなると予想されます。
配管保全センターが配管工事をご提案をする場合、工事業者Bで示したように、なるべく夜間は水を使えるような作業工程を組んでいます。
それは、どのようなものか、ご興味を持たれるところかと思いますが、それについては「配管をすべて取替える場合の作業工程例」として、別の動画でお話します。
そのため、マンションの根元に流動式セラミクス方式の延命装置を設置することにより、極力詰まりのリスクを抑える方法をお勧めしています。
この延命装置はセラミックの交換が不要で、費用は世帯あたり8万円前後となります。長い目で見て費用削減効果を期待できます。
