国交省の補助金制度を使って給排水管を取替えられるか⁈
つい先日の4月8日から国交省の補助金制度である「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の令和4年度版が開始されました。 この制度を使って、マンションの共用部や専有部の給水管、排水管を取替えることはできるでしょうか。 まず、補助金をもらうための要件として、 ①リフォーム工事前に国土交通省の定める講習を修了した「既存住宅状況調査技術者」が建物の状況を調査するいわゆる「インスペクション」を行うとともに、維持…
つい先日の4月8日から国交省の補助金制度である「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の令和4年度版が開始されました。 この制度を使って、マンションの共用部や専有部の給水管、排水管を取替えることはできるでしょうか。 まず、補助金をもらうための要件として、 ①リフォーム工事前に国土交通省の定める講習を修了した「既存住宅状況調査技術者」が建物の状況を調査するいわゆる「インスペクション」を行うとともに、維持…
築40年以上のマンションでは、専有部の排水管が白ガス管や塩ビライニング鋼管等の錆びやすい材質が使われています。また、給湯管も潰食(かいしょく)によりピンホールができやすい銅管が使われていることがほとんどといえます。 今後、水漏れが多発することが予想されるため、思い切って管理組合主導で配管をすべて取替える方針を出すマンションが増えています。 今回の投稿記事では、管理組合主導で共用部・専有部の給水・給…
マンションの共用部の配管の更新工事や更生工事で、借り入れを行う場合、住宅金融支援機構のマンション共用部リフォーム融資がよく利用されます。 では、専有部の配管ではどうでしょうか。分譲マンションでは、管理組合主導で専有部の配管の更新工事を一斉に行うところが増えていますが、「専有部のみの取替えでも融資できます」と言っている金融機関は、あまり見かけません。 今回の投稿記事では、共用部の配管と一緒に専有部の…
いつも配管保全チャンネルをご覧いただきありがとうございます。 皆様にご視聴いただいているおかげで、配管保全チャンネルの動画の全視聴回数が10万回を突破しました。 (チャンネルの概要説明での、表示回数はアップデートが遅れるので、まだ10万回を越していませんが、youtubeから送られてくる分析情報では10万回を越しています。) 動画本数としては、2022年4月3日配信の動画でちょうど100本目になり…
以前からマンションの築年数が経過して、漏水事故が発生してくると、管理組合が加入する火災保険料が大幅値上げされるとお伝えしてきました。それに伴い、特に値上がり幅の大きい個人賠償責任特約包括契約の解約を検討しているマンションが増えています。 今回の投稿記事では、管理組合が加入している個人賠償責任特約包括契約(ここでは「包括特約」と呼びます)を解約する場合、自分の部屋を賃貸に出しているいわゆる外部オーナ…