共用部、専有部の排水管の取替え、いくらかかる?
2021年8月7日
この記事のカテゴリー : 給排水設備の更新 いくらかかるか
今回は、一般的な相場ではなく、配管保全センター経由で共用部に加えて、専有部の排水管の取替えを同時にした場合、いくらかかるかをご紹介します。
排水管の本数や場所などにより大きく異なりますが、目安をご提示します。
一般的な費用と比較して、短期間で安くできる場合が多いので、是非、最後までご覧ください。
専有部内の排水管の立管の本数に応じた費用の目安
費用の目安としては、イラスト①に示したように、専有部内に排水管の立管が何本あるかによって、異なります。
排水管の立管が1本だけの場合、立管と専有部の横引き管の更新費用は世帯あたり約40万円程度になります。
排水管の立管が2本の場合は、約60万円程度、3本の場合は約70万円程度になります。
マンションの上下階の間にあるコンクリートの躯体をスラブといいますが、排水管の横引き管が、このスラブの上か下か、内装の仕様や点検口の有無や広さ等により、費用は異なってきます。ですので、ここでの金額は、おおよその目安としてお考え下さい。
なお、施工後に不具合が見つかったといった瑕疵についてはお望みであれば10年保証でのご提供が可能です。
イラスト①
工程イメージ
マンションの階数が7階程度で各世帯の排水管の立管が1本程度であれば、部屋のタテ系統ごとに1日目に配管を取替え、2日目に内装を復旧しています。
イラスト②に具体的な工程イメージを示しています。
まずは1号室系統から1日目に立管と専有部の横引き管をいっきに取替えます。
2日目に内装復旧を終わらせますので、各系統ごとに2日間の工程となります。
1号室の内装復旧を行うと同時に、2号室系統の配管の取替えを行いますので、全行程日数としては、系統数プラス1日ということになります。
7号室まであれば、7日プラス1日の8日。
先日行なった170世帯で5階建てのマンションでは、34系統ありましたので、全行程は34プラス1日の35日でした。
ただ、排水管の更新を行う場合、工事を行う系統の部屋に必ず在宅していただく必要があります。
工事を行う系統のどこかの部屋の方が、都合がつかなくて不在になってしまうときなどは、別の日に工事を行うことになり、その分、工期は延び、さきほどの170世帯のマンションでも何日か、工事ができない期間がありました。
この在宅の制約は、どの業者が行っても同じです。
工事を行う前に、住民説明会を必要な回数実施して、全戸からアンケートをとり、どの系統をいつ行うかの調整を行わせていただきます。
このあたりの調整につきましては、マンション管理会社の方のご協力をいただく必要はありません。
イラスト②
一般的な価格と比べて、かなり割安な費用となっていますが、下請け業者に依頼せずに、工事を行うことで実現できています。
そのため、他の工事と重ならないように工事の着手時期については、余裕を持った日程とさせていただいています。
当然、総会を経たうえでの着工になりますが、早めにお問合せいただくことをお勧めします。
各部屋ごとに内装が異なるので、正確な見積もりをするには全室の見積もりが必要となりますが、その場合の見積もりは有償となります。
サンプリングで専有部内を現地調査させていただき、それを前提とした見積もりのご提示は無料で行っています。