2021年3月20日
この記事のカテゴリー : 給水・給湯管の保全
普通、立管を更新する場合には、各世帯の水道メーターやガスメーターが収まっているパイプシャフト内での立管の取替え作業が必要となります。 その場合、イラスト①のように、各階の間にあるコンクリートのスラブをはつる必要があり、多額の費用がかかります。 前回の動画で紹介した管理組合では、予算を抑えるために、露出配管で更新することとなりました。 前回はどの箇所が露出配管となるのかといった設置場所に関する内容でしたが、今回は、設置後の様子をご覧いただきます。 露出配管にしても、それほど外観が損なわれないことを、確認いただけると思います。実際の工事現場のビフォー・アフターを画像でご紹介しますので、更新工事の際の参考にしていただければと思います。
イラスト①
イラスト②
イラスト③
写真⑤は少し角度を変えて撮影していますが、写真に赤線を入れたところが新設した配管です。 写真⑥は上の写真④と同じ写真に赤線をいれたものです。 緑色のマルに囲まれたところが水道メーターやガスメーターが格納されている各世帯のパイプシャフトの扉です。 この扉の中の水道メーターと新設した配管をパイプシャフト内でつなぐために、黄色いマルで示した壁に穴をあけ、新設配管をパイプシャフト内に通しています。
写真⑫は上の写真⑩と同じ写真に赤線をいれたものです。 写真⑪は写真⑫の位置から後方を撮影しました。
いかがでしたでしょうか。 各階のスラブをはつって給水管を取替えれば、工事前と工事の後で見た目は変わりませんが、予算を抑えるために露出配管にした場合でも、思ったよりも見た目が気にならなかったと感じられたのではないでしょうか。