勉強部屋

簡易式の 水漏れセンサー を使ってみた

2020年10月13日
この記事のカテゴリー : 配管に関する知識

2千円以下の簡易式の漏水センサーをいくつか購入して、実用性について考察してみました。

よくネットなどで売られている小型の水漏れセンサーについてお話します。

  • たとえば、洗濯機の排水管を例にとると、
    ・排水ホースが外れてしまった
    ・経年劣化で排水ホースに亀裂が入ってしまった
    ・洗濯機の真下に排水溝があり、高圧洗浄を長年されずに排水管が詰まって逆流してきた
    といった様々な要因で、水漏れ事故が頻発しています。

  • また、キッチンや洗面台の下の配管では、配管がゆるんだり、パッキンや配管の劣化による水漏れが起きても、フロアに水が浸みだしてくることなく、点検口の下に水が溜まり、ひどい場合には、まったく気づかずに、階下に多大な被害を与えてしまうこともあります。こういった水漏れは昨今、築年数が古いマンションで多発しています。

    水漏れの早期発見として、数万~10万円以上のセンサーや通信機器を購入し、水漏れが起きたら警備会社等の監視センターに連絡が行って、修復に駆け付けてくれるといったサービスがあります。この費用はそれなりの額となるため、各世帯にとっては大きな負担となります。

    そこで、簡単に自分たちでできるやり方として、簡易式の漏水センサーを洗濯機やキッチンの配管の近くに置いておく方法があります。これだけで、水漏れ事故を防げる可能性は高くなります。
    今回は、金額的には2千円以下の簡易式の漏水センサーをいくつか購入して、実用性について考察してみました。

動画

 

各種漏水センサーの比較表

上の表に記載している商品は、インターネットで検索して、代表的なものをピックアップしました。海外のサイトで購入すると、品物が到着しないとか不良品だったといったリスクもありますが、かなり安く買えることもありますので、価格はあくまで目安としてご覧ください。

タイプ①:
この4つのタイプの中では、4個まとめ買いすると、ひとつ800円以下となり、もっとも安く購入できます。ただ、9V電池は別売りですが、それでも一番安いです。
電池を入れて置くだけですので、操作も簡単です。
音量は90dBで、在宅中であれば、気づく音量かと思います。
電池の寿命がどれだけ持つか、インターネットでは探しきれなかったので、ご存じの方や実際使われて、これだけもったという体験をお持ちの方は教えてください。

タイプ②:
こちらも据え置きタイプです。
電池が切れた際に、ボタン電池を2個、交換する必要があり、それについてはタイプ①よりは面倒かと思われます。
販売が国内の会社なので何かあった際に、電話で確認できるといった安心感はあると思います。
大きさ的には、タイプ①よりも小さく、扱いやすいといえます。音量は70dBでタイプ①より小さいですが、在宅中であれば、気づける音量だと思います。

タイプ③、タイプ④は、コードがついたタイプで赤いマルの部分がセンサーになっています。置くだけのタイプではないので、対象箇所にきちんと設置するのに、多少、手間がかかると感じます。
キッチンの点検口の下であれば、問題ないですが、シンク下の庫内に設置する場合は、収納している調理器具や洗剤などがセンサーにあたらないように、対象箇所にテープ等で固定しておくといった工夫が必要そうです。

タイプ③:
130dBで、かなり大きな音がするので、在宅中であれば、間違いなく気づけます。
ただし、不在時や夜間に鳴ったときは、かなり近所迷惑になる可能性があるかと思いますので、警備会社との契約といった何らかの対策を講じておく必要があるでしょう。

タイプ④:
スマホにも接続できますが、付属のマニュアルは英語です。
自宅のWiFiの周波数が5GHzと2.4GHzの両方型になっている場合は、スマホの操作にある程度慣れている方が設定する必要があるかと思います。
音量としては、60dBで4つのタイプの中では一番小さい音量で、点検口の下にセットすると、別の部屋にいると気づけないかもしれません。
スマホへも通知が来ますが、英語での通知で、設定の仕方にもよりますが、通知が画面を触ると消えてしまうので、スマホへの通知も見落としてしまう可能性はあるかもしれません。
とはいえ、外出中でも通知をしてくれますので、通知に気づければ、大きな事故につながるリスクを下げることができるのではと考えます。

それぞれの音色

大きな音にご注意ください。

タイプ① 90dB

タイプ② 70dB

タイプ③ 130dB

タイプ④ 60dB 

その他の課題

使ってみて、感じたその他の課題としては、以下のようなことがあります。

・センサーが接触している部分は一部分なので、水漏れしてもセンサーに接触しなければ動作しないので100%水漏れを検知できるわけではありません。
・それから電池交換を忘れがちになります。点検口の下にセットすると、交換は結構面倒な作業になります。
・また、誤って鳴ってしまったり、回路の接触不良等により、水漏れでセンサーに水が触れても鳴らないといったこともあり得るかもしれません。
・スマホ接続についてですが、住民の方のために、マニュアルを日本語にするなど、何らかのサポートが必要かもしれません。また、WiFiのある場所でペアリングする必要があるので、みんなで集まってスマホの設定をすることもできません。全世帯に設定してもらいたい場合は、スマホ接続はそのあたりが課題と感じます。

課題はいろいろとありますが、とはいえ、安価で、大事故を防げる可能性はあるので、水漏れが頻発しているマンションで配管の取替が予算の都合で難しい場合にはある程度、有効と考えます。

センサーの設置時に、以下のような対策と併せて講じるとより水漏れリスクは防げるかと考えます。
・洗濯機の排水ホースを新たにきちんとセットすることを励行してもらう
・洗濯機の排水溝を高圧洗浄しやすいように「かさ上げ台」でかさあげする
・水漏れしそうな配管に防水テープを巻き付けておく

関連キーワード

キーワードから関連記事をご覧になれます。

関連記事

勉強部屋動画記事一覧をみる