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話題のチャットGPTに給排水設備の保全に関する質問してみたら!!
2023年2月23日
この記事のカテゴリー :
配管に関する知識
みなさん、チャットGPTというインターネットの対話型ソフトをご存知でしょうか。何かを調べようと思った時に、今までは、グーグルやヤフーなどの検索エンジンに、キーワードを入力していました。検索結果として、該当しそうなホームページが紹介されるので、そのホームページを自分で読んで知識を得る必要がありました。 それに対して、チャットGPTは検索の際にキーワードではなく、人に聞くような会話形式で聞きたいことを入力すると、かなり整理した内容でAIロボットが回答してくれます。今は、無料で使えますが、そのうち有料になるかもしれないようです。 今後、教育やビジネスでの環境を劇的に変える可能性があると話題騒然です。 メールアドレスを登録すれば、誰でも、簡単に使えます。例えばどういうことができるかというと ・本のタイトルだけを伝えて、読書感想文を800文字以内で作ってくださいといえば、AIロボットが書いたとは思えない精度で、すぐに文章にして回答してくれたり、 ・結婚式のスピーチの作成を、細かい背景を伝えてお願いすると、かなり自然な形でユーモアまで盛り込んで作ってくれたり、 ・どこに何日旅行に行くと伝えれば、旅先での日程を詳しく組んでくれたり と、想像を超えるようなリアクションに驚かされます。 AI技術というのは、ここまで来たかと実感できるレベルです。 ネット記事によると、利用ユーザーが世界で1億人に達するまでに要した期間は、 Facebookが4年半、Instagramが2年半、TikTokが9カ月だったのに対して、チャットGPTはたったの2カ月だったとのことです。
今回の投稿記事では、このかなり使えそうな、チャットGPTで、給排水設備の保全に関する質問をしてみて、どのくらいの精度で回答してくれるのかを試してみました。 結論から言うと、まだまだ回答の精度は満足のいくものではないといえますが、今後は、精度が高まっていくのではないかと思います。 ただ、現時点では、出てきた回答を鵜呑みにできる内容ではないので、ご注意いただきたいと思います。 いくつか質問してみましたが、回答としてはどういったものが正しいのかということについても、簡単に触れたいと思います。これに関しては、配管保全の基礎知識として参考にしていただけるのではないかと思いますので、ぜひ、最後までご覧ください。
動画
質問内容
それでは、チャットGPTの画面に質問を入力して、どういった回答を得られるか実際に、やってみましょう。 なお、今回のチャットGPTからの回答は、不正確なため、この投稿記事には回答内容に対してのコメントのみ行います。ご興味のある方は、実際に、同じ質問をご自身でチャットGPTに行ってみてください。おそらく毎回、回答内容は異なるとは思います。
1つ目の質問
まず1つ目の質問です。「マンションの専有部内の給水管、給湯管を新しく取替える際に、おすすめの材質を教えてください」 得られた回答に対するコメント: おすすめの材質に銅管が入っていますが、銅管は現在かなり漏水事故を起こしている配管ですから、これが回答として出てくるのは、よろしくないですね。 また、現時点で、専有部内の配管を取替える際に、おそらくもっとも利用されている架橋ポリエチレン管が記載されていないのは残念ですね。
2つ目の質問
それでは2つ目の質問をしてみましょう。「分譲マンションで水漏れがした場合に、それが区分所有者の専有部の配管と、管理組合の共用部の配管のどちらが原因なのかわからず、困っています。調査をするにあたって、何か活用できる保険はありますか?」 得られた回答に対するコメント: 答えに記載されている「管理組合が加入している建物保険」は管理組合が加入する保険ではあるのですが、調査費用をカバーしてくれるのは「水ぬれ原因調査費用特約」ですので、「水ぬれ原因調査費用特約」の名前を記載してほしいところですね。
3つ目の質問
次に3つ目の質問をしてみましょう。「マンションのパイプシャフト内の水道メーターまわりの配管をメーターユニット化しようと思いますが、100世帯規模で一斉に行う場合、世帯あたりいくらくらいの予算を組めばいいでしょうか」 得られた回答に対するコメント: これは、質問内容としては、レベルが高すぎましたかね。 設備会社によっては、数千ドルからとありますが、世帯あたり、日本円で数十万円というのは、さすがに高すぎますね。相場的には、まあ5万円からという感じです。
4つ目の質問
最後の4つ目の質問をしてみましょう。「分譲マンションの管理形態として、最近、第三者管理という形態が注目されていますが、どういったメリット、デメリットがあるのか、教えてください」 得られた回答に対するコメント: これは、デメリットについては、管理会社が管理者になった場合、管理組合との利益相反リスクがあるということは、書いてもらいたかったですね。たとえば、大規模修繕を行う場合でも、実施する内容や見積もり額に対して、住民によるチェック機能がどうしても甘くなるので、ともすれば、大切な修繕積立金を無駄遣いされてしまうというリスクがあるということですね。 良心的な管理会社であれば問題ないのかもしれませんが、これはリスクとしては大きいといえますのでデメリットして挙げて欲しかったですね。 他にもいろいろな質問をしてみましたが、そもそも、質問がかなり専門的ということもあり、チャットGPTの回答は参考にできないレベルという印象でした。 これから、世の中でチャットGPTはかなり普及していくのではないかと思いますが、現時点では、配管保全関連の情報に関しては、専門家からの情報収集が必要といえそうです。それをもとに、築年数や修繕積立金の余力を考慮した個別の修繕プランを立てていくことが大切と考えます。 配管保全センターでは、こういった最先端のIT関連の動向も把握しつつ、分譲マンションの理事長さんや理事さん、1棟賃貸マンションオーナーに対して、給排水設備を保全するための有益な情報を提供し続けていきます。
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