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築30年超マンションの保険料 大幅削減するには〇〇の時を狙え!
2025年6月13日
この記事のカテゴリー :
漏水に関する保険
マンションの維持管理において、頭を悩ませる問題の一つがマンションの保険料の値上がりではないでしょうか。 管理組合の皆さんから「こんなに上がるのか」という声をたくさんお聞きします。 実際、昨年も多くのマンションで管理組合が加入する火災保険料が上がり、保険の更新を迎えた管理組合では、頭を抱えている状況です。 実は、あまり知られていないのですが、ある特定の条件においてタイミングを狙えば、既存の保険料を大幅に削減できる可能性があります。 中にはこの保険料が値上がりし続ける時代の中で、70%以上もの削減に成功した事例もあります。 今回は、実際に年間132万円の保険料が38万円になった事例をもとに、大幅削減が可能になる特定の条件やタイミングについて具体的にご説明していきます。 これを知っているか知らないかで、保険料が何割も変わってくることもあります。 ぜひ最後までご覧いただき、皆さんのマンションの保険料見直しに役立ててください。
マンション保険料高騰の現状と背景
近年、マンションの保険料は全国的に値上がりが続いています。 台風や地震といった自然災害の増加、建物の老朽化による事故リスクの上昇、そして何よりマンションの配管からの漏水が頻発していることが主な原因として挙げられます。 特に、築年数の経過したマンションでは、漏水事故などのリスクが高まると見なされ、保険料がさらに高くなる傾向にあります。
このような状況に際し、「もう保険料は下がることはない」と諦めてしまっている管理組合さんもいらっしゃるかもしれません。 確かに保険料は全体的に上昇傾向にありますが、個々のマンションの状況を適切に評価し、最適なタイミングでアクションを起こせば、大幅なコスト削減を実現できる可能性はあります。 重要なのは、単に「保険料が高い」と嘆くのではなく、その原因を知り、対策を練って、戦略的に動くことです。 私たちはこれまで多くのマンションの配管保全に携わってきましたが、その中で保険料に関するご相談も数多く受けてきました。その経験から言えるのは、決して難しく考える必要はないということです。 保険料を下げるために管理組合でも対処できることがあることを知っているかどうか、そして適切なタイミングで行動できるかどうかが、明暗を分ける大きなポイントとなります。
【実例紹介】驚きの保険料70%超削減の秘訣
では、実際にどのようにしてマンション保険料を大幅に削減できたのか、具体的な事例をご紹介しましょう。 ご紹介するのは、首都圏に建つ築47年、45世帯の分譲マンションのケースです。このマンションは、過去には漏水事故もいくつか経験していました。 実際に、査定期間中に2件の漏水事故で保険会社から保険金を受け取っていたという経緯があります。
このような状況で、管理組合さんが加入していた火災保険の既存の保険料は、年間132万円という金額でした。 築年数が古く、事故歴もあるため、安いとは言えない金額になっていました。 しかし、今回、見直しを行った結果、驚くべきことに、見積もり額がなんと年間38万円にまで下がったのです。 これは、実に70%以上の削減に相当し、5年間で500万円近くの修繕積立金の節減になります。 なぜ、これほどまでに劇的な削減が可能だったのでしょうか。 その最大のポイントは、「最近、給水管・給湯管を更新工事したこと」でした。 そして、この大幅な削減を可能にしたもう一つの要素が、大手保険会社の日新火災が手掛ける「マンションドクター」というサービスが行っている「マンション管理適正化診断サービス」を活用したことです。 こちらのマンションでは、配管の更新工事を行った後に、日新火災の「マンション管理適正化診断サービス」を受けて、50点以上の評価を受けることができました。 50点は低いのではと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、マンションドクターは50点以上かどうかで、保険料が大きく変わってきます。 通常、過去に事故歴があると保険料が上がりがちですが、配管の更新工事という大きな改修を行い、さらに管理状況の評価が高かったことが、今回の驚くべき保険料削減へとつながりました。 この事例では、マンションの管理状況や、給水管・給湯管・排水管の状態が、保険料査定に大きく影響することが明確に示されています。
保険料を大幅削減するための「〇〇の時」
今お話しした実例を踏まえ、管理組合が加入する火災保険の保険料を大幅に削減するための具体的な「〇〇の時」、つまり狙うべき保険の再見積もりのタイミングについて詳しく解説していきましょう。
【タイミング①:給水管や排水管の更新工事後】
もし、皆さんのマンションが給水管や給湯管、排水管の配管の更新工事を実施したばかり、またはこれから実施する予定があるなら、まさに、その時がマンション保険の再見積もりを依頼する絶好の機会です。 更新工事が完了したら、すぐにでも日新火災の「マンションドクター」の「マンション管理適正化診断サービス」を受けることをお勧めします。
築30年以上のマンションであっても、配管の工事が済み、なおかつ漏水事故発生率が低ければ、大幅に安い見積もりが出る可能性が十分にあります。 この診断サービスは、マンションの管理状況を客観的に評価してくれるため、保険会社にとっても信頼性の高い判断材料となるのです。 なお、見積もりを取る際は、最低限、大手損保5社全てから取ってください。
【タイミング②:最後の事故から2年半以上が経過した時】
もう一つ、再見積もり取得の「狙い目」となるタイミングがあります。 それは、「最後の漏水事故などの保険金請求から2年半以上が経過した時」です。
多くの保険会社では、保険契約の更新月の半年前から遡って、2年間の事故歴を査定の対象とするのが一般的です。 一部の損保会社は2年間でなく1年間が査定期間となっています。 もし、直近の事故から2年半以上が経過していれば、別の損保会社に乗り換える場合には、査定期間の事故件数がゼロとして評価されることになります。 事故歴がゼロと評価されれば、当然ながら保険料は下がる方向に働きます。 ですから、最後の事故から一定期間が経過したことを確認し、そのタイミングで改めて診断サービスを受け、他の大手4社の損保会社にも見積もりを依頼してみるのは、非常に有効な戦略となります。 これらのタイミングに共通して言えるのは、マンションの安全性や管理状況が向上した、あるいは向上したと評価される瞬間が、保険料大幅削減のチャンスであるということです。 ただ漠然と保険料が高いと嘆くのではなく、具体的な工事や事故歴などの状況を把握し、戦略的に行動することが重要になります。
【築年数が比較的若いマンションの場合】
築30年以下の比較的若いマンションの場合でも、先ほどご紹介した「マンションドクター」のような特定のサービスだけでなく、他の保険会社にもあたってみてください。 現行よりも割安な見積もりを提示されることも往々にしてあります。 したがって、マンションの管理組合さんは、「必ず大手5社全ての保険会社から見積もりを取る」ことをお勧めします。 1社だけの見積もりで決めてしまうと、実はもっと安いプランがあったのに、そのチャンスを逃してしまう可能性があります。 保険会社によってリスク評価の基準や得意とする物件が異なるため、複数社から見積もりを取ることで、皆さんのマンションに最も適した、そして最もコストパフォーマンスの良い保険プランを見つけ出すことができます。
クロージング
いかがでしたでしょうか。 面倒に感じるかもしれませんが、ここぞという時に、思い切って保険料の見直しをすることで、今後、数年間にわたって数十万、数百万円という保険料削減につながる可能性があります。 そう考えれば、十分に時間と労力をかける価値はあるはずです。 保険代理店に任せていればいいのかというとそういうわけにはいきません。 見直しによって保険料が下がりそうであれば、あえて再見積もりを勧めてこないところもあるからです。 待っていても始まりませんので、管理組合さんご自身でその機会を逃すことなく行動にでることが重要です。 配管保全センターは、マンションの配管保全に関する中立的な専門家として、皆さんが「無駄なく最適に配管を保全できるソルーション」を提供することをミッションとしています。 その一環として、マンションの維持管理コストの全体を見据えて、今回の保険料に関する情報も発信しています。 保険の見直しは、決して難しいことではありません。しかし、正しい知識と、適切な行動が求められます。 今回の情報が、賢い保険選びの一助となれば幸いです。 もし、ご自身のマンションで今回の情報が当てはまるかもしれない、あるいは「もう少し詳しく聞きたい」という点がございましたら、いつでも私たち
配管保全センター
にご相談ください。
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