2025年1月10日
この記事のカテゴリー : 漏水に関する保険

管理会社によっては、「専有部の漏水は管轄外」と逃げるところもありますが、ほとんどのケースでは、調査の費用負担を誰が行うかは、原因次第で異なりますが、原因調査作業自体は管理会社の役割となっている管理組合がほとんどです。
管理会社が頼りにならず逃げ腰であっても、基本的にはまず管理会社に調査を依頼するのが望ましいと思われます。
なお、緊急対応先として管理会社が24時間対応のコールセンターと提携している場合は、そちらに連絡します。
また、管理人さんがいる時間帯であれば、管理人室にも連絡を入れておくのがよいでしょう。
なお、上階の水道メーターの元栓を無理やり閉めようとして、元栓周りの配管が折れてしまい、よけいに被害が広まったということも少なくありません。
元栓を閉めるべきかどうか、誰が閉めるのかといった判断は、早く閉めたほうが良い場合も多いとはいえ、二次災害にならないよう慌てずに行うことが大切です。
査定が終わる前に復旧工事を行ってしまうと、不足額を加害者が負担したり、場合によっては被害者が負担しなくてはいけない場合もあります。
家財道具については、時価なのか新品価格なのかでもめたり、工事中のホテル代、休業補償、生活の不便さの慰謝料等でも折り合いがつかないこともあり、場合によっては訴訟に発展することもあります。
保険の査定と示談が終わってから復旧工事を行えば、そういったリスクを回避できるでしょうし、保険会社からの査定額が満額出ない場合は、管理会社や施工会社への牽制もできます。
ただし、復旧までにあまりに時間がかかってしまうと、被害が広がってしまう可能性もありますので、管理会社には迅速な対応をしてもらうよう心掛ける必要があります。
なお、漏水時の保険の使い方や、水増し請求対応について、別の投稿記事を上げているので、そちらのほうも参考にしてみてください。
水増し請求に要注意!! 専有部漏水で1000万円!?
知らないうちに保険料大幅値上に!? 保険金水増し請求の実態!!
知らなきゃ損! 築30年以上マンション区分所有者必見‼ 漏水被害に備える保険の知識
漏水事故に自分の火災保険は使えるの?
漏水多発で保険加入を拒否される限界点
築古マンション必見 マンションの保険料改定!! 保険料値上げと加入拒否を防ぐ対策とは
こんな方法があったの⁉ 管理組合向け火災保険に格安で加入できる裏技
知らなきゃ損 管理組合向けの火災保険料を大幅に抑える3つの秘策
