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コラム:セラミックスボールが交換不要の理由

2019年7月27日
この記事のカテゴリー : 流動式セラミックス方式

著者:配管保全センター㈱ 代表取締役 藤田崇大

通常の浄水器等で用いられるセラミックスボールは、主に不純物を濾過する目的で作られているため、時間の経過とともに不純物が付着して、定期的なカートリッジの交換が必要となります。

エルセセラミックスボールは不純物を濾過するのが目的ではなく、セラミックスと水を摩擦させて水を活性化させることを目的としています。装置内に水流が起こると、セラミックスは常に流動・衝突を繰り返すため、自浄作用によって不純物が付着せずに、装置内とセラミックスは常にきれいな状態に保たれます。

また、水の中での流動攪拌程度ではセラミックスボールが摩耗しないので、すり減って新しいものに換える交換作業も不要です。エルセセラミックスボールは高温で長時間、超硬質に焼成されています。表面積がたいへん小さく、グラムあたり0.47㎡と、他の浄水器で吸着剤等として用いられるセラミックスボールと比較して小さく、不純物は吸着しにくいと言えます(活性炭の表面積はグラムあたり数千㎡)。

エルセセラミックスボール15年経過後の検証報告

「エルセ」導入後、15年が経過したマンションで「エルセ」本体とセラミックスボールの状態を検証しました。本体内部、セラミックスとも非常にきれいな状態を維持しており、セラミックスの重さも導入時と変わりがありませんでした。15年経過しても摩耗・破損していないことが確認できました。

>>> 専有部の配管保全費用の自己負担を軽減するエルセとは

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