2023年11月16日
この記事のカテゴリー : 延命工法

「エルセ」はマンションの他にも、病院の医療機器や飲食店のスチームオーブン機内の熱交換器の保全や、学校・公共施設などの配管保全に、また、JR新幹線の男子トイレの尿石除去でも30年近く継続的に活用されるなど、配管保全装置として業務用分野で高く評価されてきた製品です。
そうはいっても、「本当にそんな効果を長期にわたって出すことができるのか?」と疑問に思われる方は多いかと思います。
今回は、そんな方々に、実際に、エルセを設置して20年以上経過したマンションで、給水管と排水管の配管内がどういう状態になっているのか? 実際に配管を開けて検証した結果をお話します。
また、セラミックス方式での保全装置は、1年もたたずに装置内のセラミックスがヌメリ等でドロドロになり、使い物にならないといった情報が広まっています。
エルセも1年ももたないのではないかと思われている方もいらっしゃるかと思います。
これらのセラミックス方式とエルセは全く別の製品であり、エルセのセラミックスは摩耗せず、表面を常にきれいに保ち、継続的に効果を発揮し続ける大変エコロジカルな製品となります。
今回は、某県の国交省の河川国道事務所に許可を得ることができましたので、その事務所に24年前に設置したエルセ本体の蓋を外して、セラミックスや本体内部の状態を検査した結果についてもお話します。
ぜひ、最後までご覧ください。
通常、セラミックスは多孔質といって表面に多くの孔があり、放置しておくと不純物がその孔にどんどん入り込んで表面が汚くなっていきます。
一方で、エルセのセラミックスは、硬くて本体内で衝突・流動させることができます。
そうすることでセラミックスの表面の孔に不純物が入り込んでも衝突のおかげで、いつまでも不純物が溜まらない自浄効果が働く仕組みとなっています。
セラミックスに十分な硬さがないと、衝突により摩耗してしまうのですが、エルセのセラミックス自体は、ナイフで削ろうとしても欠けることがないほど硬く、強度があり、本体内で流水による衝突を繰り返しても、摩耗の心配はありません。
ご参考までにさきほどの設置後21年経過したマンションで、設置14年後にセラミックスが摩耗していないかどうかの検証を行った際の画像も併せて載せました。
エルセ本体からセラミックスを取り出し、天日干しして十分乾かした後に測量しました。その結果、設置当初の重さと全く変わらないことがわかりました。
なお、参考までに、エルセではなく、別の固定式セラミックス方式の活水器を設置した別のマンションで、セラミックスがどのような状態かを設置1年後に検証した画像を載せました。
経過1年のみでしたが、黒い水とともに、表面がドロドロに汚れたセラミックスが出てきました。
この状態ですと何らかの効果を期待すること自体が難しく、また衛生的にもかなり懸念される状態であるといえるでしょう。
エルセを導入することで、漏水や詰まりが全くなくなるというわけではありませんが、多数の検証を重ねた結果、20年以上にわたって、排水管に対しても漏水や詰まりのリスクを低減する効果を期待できることが実証済みです。
他の活水器でも給水管・排水管ともにエルセと同等、もしくはそれ以上に保全効果を発揮している装置があるのであれば、そういった装置も現場での検証を重ねて効果を実証できれば推薦対象に入れていきたいと考えております。
