2022年9月16日
この記事のカテゴリー : 修繕積立金・専有部の取り扱い
グラフ①
築年数が古くなってくると、新しい居住者が少ないと、どうしても年金生活が主体の高齢者のかたが多くなってくるため、修繕積立金の値上げ等の抵抗が強くなりがちです。 グラフ②の国交省の平成30年度のマンション総合調査では、築39年以上のマンションでは70歳以上の世帯主が47.2%、60歳以上だと77.8%の割合になっています。グラフ②
グラフ③は同じマンション総合調査での「空室戸数割合」を示しています。築39年以上のマンションで空室の割合は68.8%もあります。グラフ③
また、グラフ④ではマンション内での所在や連絡先が不明の住戸の割合を示しています。築39年以上のマンションで、2割以上の住戸が所在不明もしくは連絡先不明となっている割合は5%以上にのぼります。 所在や連絡先が不明の住戸が増えると、管理費や修繕積立金を収集できなくなる可能性が高くなります。グラフ④
資金力が低下すると、管理会社からの「逆リプレース」の宣告を受ける可能性が高くなると言えるでしょう。