2022年8月19日
この記事のカテゴリー : 受水槽の保全・直結化
図①
増径工事は、マンションの前の道路の土を掘り起こす土木作業が必要となり、歩行者や車の通行の妨げになるため、交通整理をする誘導員も必要で、工事費用としては高額になります。 東京都の23区といったところでは、現時点では水道局が工事費用を負担してくれますが、その他の地域では管理組合負担となります。 管理組合が総会で直結給水方式の切替えを議案としてあげるには、理事の方々が、「増径工事とはどういった作業か?」をある程度把握されているほうが説得力は増しますね。 今回の投稿記事では、東京23区のとあるマンションでの増径工事の代表的な工程をピックアップしてご紹介します。増径工事って、こういうことをするんだなとおわかりいただけると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
図②
図③
図④
なお、今回新たに新設する40Aの引込管のイメージを図⑤に示しました。図⑤
白線内に沿ってアスファルトを切断している様子をご覧ください。 動画「アスファルトの切断」 画像①でも、白線に沿って切断している様子をご覧いただけます。画像①
図⑥
その結果、図⑦の左の画像の赤枠のところに、既存の口径30Aのマンションへの引込管と水道局の本管との接続部が露出してきました。図⑦
図⑧
サドル付分水栓を取り付けたあと、穿孔機で本管に孔を空けている様子をご覧ください。 動画「サドル付分水栓に穿孔機をつけて本管を開孔」https://youtu.be/PRDj9AA2oPA サドル付分水栓については、機会があれば、詳しく説明する投稿記事をアップしますが、これを本管に取り付ければ、穿孔機で本管に孔を空けても、水が勢いよくあふれ出るのを避けられます。 それでは、サドル付き分水栓を活用して、新しい引込管を本管に取り付け、その後、引込管を親メーターのほうに配管しようとしている様子をご覧ください。 動画「本管に引込管を接続し親メーターのほうに配管途中」 また、既存の30Aの引込管も本管からとりはずします。画像②
耐圧テスト後に、引込管を親メーターと接続した後、画像②の右の写真の赤枠で示した仕切弁筐という筒状の管を新しい引込管の仕切弁のところに取り付けます。青枠の部分は地上から仕切弁を開閉するときに使う蓋です。 仕切弁筐を取り付けている様子をご覧ください。 動画「仕切弁筐のセット」