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7つの致命的な勘違い マンション配管の漏水保険 知らないと大損することも

2026年1月17日
この記事のカテゴリー : 漏水に関する保険

築年数が経過したマンションでは、配管の漏水事故が徐々に増えてきます。放置したままだと、漏水が頻発して保険にも入れなくなったりと大変なことになります。

そんな中、「うちは保険に入っているから配管の保全なんて何もしなくて大丈夫」と考えている方がまだまだ多いというのが現状といえます。

実はその思い込みが、管理組合や区分所有者の皆さんの家計に数百万、数千万単位の損害を与えてしまう可能性があります。

今日は、多くの方が陥りがちな保険の「勘違い」を7つに絞って解説します。非常に重要な内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

勘違い①:漏水事故が起きたら保険で全て解決できる

まず、これが一番多い間違いです。

「漏水して下の階に被害を出してしまったとしても賠償保険で直せばよくて、加害者になっても持ち出しはない」と思っていませんか?

保険の大原則として「経年劣化には保険金は出ない」ということがあります。

また、賠償保険はあくまで予測不能なものに適用されるもので、「予測できるものには保険は出ない」ということもあります。

被害者を守るという観点もあり被害者が加入している火災保険であれば、経年劣化で何度も被害を被っても保険適用されますが、個人賠償や施設賠償の賠償保険では、、経年劣化が原因の事故が何度も起きると保険が支払われなくなる可能性が高くなります。

「でも、うちは今まで保険で出たよ」という方もいるかもしれません。

それは、保険会社が最初の数回、目をつぶって出してくれていただけです。

これを「同じような漏水でも、いつまでも出る」と勘違いして、本来やるべき配管の更新工事を先延ばしにしていると、ある日突然、保険が一切下りなくなり、莫大な修繕費を自分たちですべて負担しなくてはいけないことになります。

もしくは、何度も同じような事故を繰り返していると、賠償保険への加入ができなくなることも多く、実際、加入を拒否されてしまう管理組合さんは増えています。

勘違い②:加害者になっても、被害者の保険でカバーできるから安心だ

さきほどもお話したように、被害者の火災保険で保険適用されるということで、「もし自分の家が原因で下の階に漏水しても、被害者の火災保険で直せるでしょ?だから自分は賠償保険に入らなくていい」という考え、これは非常に危険です。

確かに少額なら問題なく終わることもありますが、給湯管などの漏水は、すぐ下だけでなく4〜5階下まで被害が広がることもあります。

損害額が1,000万、2,000万円になることも珍しくありません。

最近は、被害者に保険金を支払った保険会社が、加害者に対してその額を請求する「求償(きゅうしょう)」というケースが増えています。

もし自分が賠償保険に入っていなければ、とても払いきれない高額な損賠賠償を丸々、自腹で支払わなければならない。そんなリスクが現実にあります。

勘違い③:数十万円の損害でも保険を使った方が得だ

「せっかく保険料を払っているんだから、小さな事故でも使わなきゃ損」と思っていませんか? 今の時代、その考え方は終わりました。

管理組合が入る漏水保険は、年々条件が厳しくなっています。

事故率が高いと、次回の更新で保険料が100万円以上値上がりしたり、最悪の場合は契約の更新を拒否されることもあります。

たとえ、漏水で保険金が数十万円下りたとしても、次回の契約更新後の保険料の支払いが100万円増えてしまう。これでは本末転倒ですよね。

勘違い④:賠償保険は「新品の値段」で補償してくれる

ここも大きな落とし穴です。

家財道具が水浸しになった時、同じものを買い直す価格を「新価」、今の価値を「時価」と言います。

通常の賠償保険は「時価」でしか支払われません。

例えば、10年前に30万円したテレビでも、今の時価はほぼゼロ円です。保険金では新品は買えません。

被害者の方が「新品で返せ!」と怒っても、保険では無理なんです。

これをカバーするには、被害者自身が火災保険の「家財保険」に加入している必要があります。

勘違い⑤:外部オーナーでも「個人賠償保険」があれば十分だ

自分は住まずに部屋を貸している、いわゆる外部オーナーの方は特に注意してください。

これまでは管理組合の包括特約でカバーされることが多かったのですが、最近は保険料高騰により、この特約を解約する管理組合が増えています。

その場合、個人で保険に入る必要がありますが、賃貸に出している人は「個人賠償」では保険が出ません。

「施設賠償保険」に入っておかないと、いざという時に一円も出ないことになります。

勘違い⑥:個人の保険を使うと、翌年の保険料が上がってしまう

自動車保険のイメージで「保険を使うと等級が下がって損をする」と思っている方が多いですが、実はこれ、今のところ個人賠償や火災保険には当てはまりません。

個人の保険を使っても、現時点では更新時の保険料は上がらないのが一般的です。

むしろ、管理組合の保険ばかり使っていると、マンション全体の保険料が跳ね上がり、巡り巡って皆さんの管理費・修繕積立金に跳ね返ってきます。

漏水が起きたら、まずは各自の保険を優先的に使う方が、マンション全体としてはお得だということです。

勘違い⑦:管理会社は住民のためにベストな申請をしてくれる

最後は少し厳しい話になりますが、全ての管理会社が「住民の家計」を第一に考えているとは限りません。

管理会社の中には、保険金が下りれば自分たちの利益(工事代)にできると考え、水増しした修繕の請求書を出してくるケースもあります。

また、管理会社が保険代理店を兼ねている場合、保険料が上がれば彼らの手数料も増えるので、値上がりを気にせずどんどん申請を勧めることもあります。

しかし、保険会社の査定は厳しくなっています。水増しがバレて保険金が満額出なかった場合、その差額を負担するのは管理会社ではなく、加害者であるあなたや管理組合です。

クロージング

いかがでしたでしょうか。

これまでお話ししてきた通り、マンションの漏水に関する保険は、「入っていれば安心」という段階から、「いかに賢く使い、いかに管理組合の資産を守るか」という、非常にシビアな時代に入っています。

何も考えずに保険を使い続けて、数年後に「保険料が何倍にもなった」「どこも加入させてくれない」とパニックになってからでは遅いのです。

配管保全センターは配管の専門家ですが、配管の保全と保険の運用は、切っても切り離せない関係です。

私たちは保険代理店ではありませんが、住民の皆さんのことを親身に考え、最適な保険申請をサポートし、更新時にもその時の状況に合わせたベストなプランを提案してくれる、非常に信頼できる保険代理店と提携しています。

「今の管理会社の提案が本当に正しいのか不安」「保険料の値上がりをなんとか抑えたい」という理事会の方は、ぜひお気軽に配管保全センターまでお問い合わせください。

配管の状態と保険の運用の両面から、皆さんのマンションにとって一番いい解決策を、私たちの提携パートナーと共に全力でバックアップさせていただきます。

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